老画家の遺した猫6匹を保護 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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山のなかの一軒家。

土曜日に、そこで暮らしていた老画家が亡くなりました。出入り自由の猫が6匹いて、みな布団の上にのり、訪問看護士さんたちと一緒に、おじいさんを看取りました。

翌日、そのお宅に行くと、おじいさんはすでに火葬場へ移動され、家は施錠されていました。

私たちは外に捕獲器をかけて3匹はつかまえました。

手術が終わり、エイズ白血ともにマイナス、若い子、みなオスでした。

土浦シェルターのコンテナにひとまず入れました。








残りの猫を捕獲しに行きました。

家の中に猫の陰がガラス戸越しにみえた、と、聞いて、中に捕獲器をかけさせて頂けるよう交渉しました。

市役所の方が鍵を開けてくださいました。





家に3つ、玄関に一つ。

賞状がたくさんある有名な画家





見に行くと、中に1匹、外に仕掛けた捕獲器に1匹入っていて、その上には茶猫が。



ぜったい助ける。








新たに中と外に捕獲器を掛け直し、また時間をあけて行くと、


茶猫は、家の中に仕掛けた捕獲器に入っていました。アトリエの入り口に。


6匹を保護できました。

おじいさん、可愛い猫ちゃんたちお預かりしましたから安心なさっでください。

合掌


市役所の社会福祉課の職員さんたち、親族の方々、どうか、単身の身寄りのない高齢者が遺していく犬猫に温情を。

飼われていた犬や猫を、飼い主が亡くなって、誰もいない家の中に、そのまま閉じ込めないでください。

水も餌もない家に、犬や猫がそのまま閉じ込められて、近所の方が気がつき、相談を受けレスキューしたことが何度かあります。

市役所に鍵を開けて頂き、幾晩か捕獲器をかけさせてもらうと、故人が可愛がっていた猫が入ります。

猫は知らない人が来たら息をひそめて隠れてしまいますから、居ないと思っても、押し入れやコタツの中に入っているかもしれません。

でも、猫の存在に、誰も気がつかねば?

衰弱し、餓死してしまいます。
そうしたら、亡くなった飼い主さんが嘆くでしょう。


どうしても時間なく施錠しなくてはならないなら、どこか一ヶ所、出られるように、小さな窓を開けておいてください。

亡くなった飼い主さんが、安心して天国に行かれるように。


by 鶴田おかめ