水海道の兄妹のうち、黒猫おーちゃんがめでたく
正式譲渡の運びとなりましたので、御報告申し上げます。
町田市にお住まいのK様御一家です。
すでにトライアル中から<ジジ君>というお名前もちょうだいして、ご家族の皆さまから可愛がっていただいており、何よりです。
トライアル初日に黒猫おーちゃんをお届けに行きました際、おーちゃんを抱かれたお母さまの、おーちゃんの抱き方がそれはもう優しくて、長年に渡り猫を可愛がり、愛情を注いで来られたことがよくわかる抱き方で、かける言葉ひとつひとつもおーちゃんを慈しむ、見ていて安心できるものでした。
今回、最初にアポイントをくださったのは
お母さまから見て次男にあたる息子様。
子供の頃からいつも側には猫がいたということで。
ご実家では代々、野良猫からの保護猫を迎えられ、家族と隔たりなく飼われておられ、動物、とくに保護された猫に対してのご理解は深いものでした。
そして、今月、その次男様は奥様が出産を控えて
おいででした。
その奥様は、御主人(次男様)と出会う前に
黒いラブラドールを飼われていたとか。
その黒ラブちゃんと姉妹のように育ち、
どんな時も一緒に時間を過ごされてきたとのこと。
その存在は奥様にとってとても大きな存在であり、いまだに亡き愛犬の写真に語りかけている奥様を御主人はずっと見ておられ、そんなこともあり「黒」に想いを寄せられていたようです。
そして、今月出産予定のお子様は、予定では女の子、お嬢様ということで。
御主人は、そのお子様のお名前は
「たくさんの偶然(稀なこと)が重なって、
いただいた命を大切にして欲しい」
という願いを込めて、稀々(キキ)ちゃんと
付けたいと心に決めておられておりました。
キキにはそう・・・黒猫ジジが必要ですよね、笑
私には御主人Kさまとやりとりを重ねながら、
それは決して洒落のようなものではなく、これから誕生するお嬢様と、出産という人生での大仕事を予定されている奥様へのあたたかいおもいやりに満ちた選択であり、そしてプレゼントのように思いました。
今回は、御主人Kさまとしてではなく、ずっと代々保護猫を飼われてきたお母さまが、Kさまの想いを汲んで、ジジくん候補のおーちゃんの受け入れを決めてくださいました。
御主人Kさま、そしてお母さまはお住まいもお近くで、そしてお母さまの住んでおられるご実家にはKさまのお兄様夫婦、甥っ子さんたちも一緒に
住んでおられます。そして、小梅ちゃん、フウちゃんという、保護猫としても先輩の猫ちゃんたちもいます。
よくご家族で集合される仲の良いご家族のようですので、実質はKさまファミリーみなさまのジジくんという位置づけになるかと思います。
🌸🎉🎊🎈🌸
ちょうどトライアルが終了となる日。
おーちゃんが<ジジ君>としての仮免最後の日の
中秋の名月の日に、Kさまご一家待望の<キキちゃん>が誕生いたしました。
ジジ君の仮免が取れるその日を待っていたかのように。
キキちゃんとジジ君。
時にはきょうだいのように、いとこのように、
ある時には友達のように。
共によきパートナーとして、長きにわたって、
Kさまご一家へ、幸せの宅急便を届け続けて
くれることでしょう。
K様、稀々ちゃんのご誕生、おめでとうございます。
そして、K様お母さまを始めとするご一家の皆さま、ジジ君がキキちゃんにふさわしい一人前の
ジジ君になれますよう、可愛いジジ君のことを
どうぞよろしくお願い申し上げます」
以上、預かりボランティアのひなた様より。
水海道の八間堀川でつかまえた黒猫ちゃんをひなた様がお優しい素敵なご家族に縁付けてくださいました。
ひなた様は水海道TNRで保護した残り3匹の子猫のお預かりを引き継き担当されていて、インスタで譲渡に取り組んでくださっています。
私たちの活動をこのように支えてくださって、感謝致します。
ジブリの「魔女の宅急便」のキキのように、まっすぐでひたむき、チャーミングな女の子に、健やかに成長されますように。
おめでとうございます🎉
わーい、やわらかで可愛い命が生まれたよ🎊
それなのに
「こんど生まれてくるときは
原発と殺処分機のない時代」
と刻まれた、福島被災動物の碑。
原子力規制委員会が、東海第二原発再稼働にいよいよGOサインを出しました。
たった7年前に、福島警戒区域の犬猫レスキューで、私たちが見た惨状は忘れられるものではありません。
人間は、反省もなく、愚行を繰り返そうとしています。
カオル
人間はバカだ。
by 鶴田おかめ