5/13(土)、体調が悪く緊急入院した、シェルター猫のりんちゃん。
当初は膿胸ではとの診立てでしたが、詳しい検査を進めるうち、
心臓の近くに通常は存在しない膜や繊維ができていたり、
その膜と心臓の間に水がたまっている事が解りました。
原因は分からない状態で、採取した組織を検査に出し、
更に詳しい検査をするなら東大病院で…という話も出ていた中、
りんちゃんは胸の水を抜いてもらいながら、とてもよく頑張ってくれました。
入院中は、
りんちゃんを搬送して下さったシェルターボランティアの“まるチビ”さん、ナミさんの手からは
ちゅ~るをなめるなど、かろうじて食事を取ってくれました。
まるチビさんは、毎日2回は病院に通い、りんちゃんに少しでも栄養を取らせて下さり、
りんちゃんもシェルターで親しんだまるチビさん、ナミさんが来てくれることで、
安心して心強かったことと思います。
最後まで戦ったりんちゃんは、18(木)8:10に天国に旅立ちました。
検査の結果は間に合いませんでしたが、珍しく、難しい病状だったようです。
りんちゃんは元々お外で暮らしていた子で、生後半年弱ほどでシェルター入りしました。
きゃりー(右)と姉妹で保護されました。
人とは一定の距離を置く子でしたが、少しずつ慣れていて、手からちゅ~るをもらったり、
ご飯はウエットが好きで、アミママにあげるウエットを必ず待ち構えていて、
おすそ分けをもらったりしていました。
アメショのような綺麗な子で、きゅっとした口元が特徴的なりんちゃん。
りんちゃんのために尽力して下さった病院の先生は
「助けられなくてごめんね」と涙を流し、お花を入れて下さったそうです。
りんちゃんはシェルターでIさんとHさんにお見送りしていただき、
まるチビさん、モコリンさん、コロッペさんとナミさんがお見送りして下さって、
ペット斎場にて火葬して頂きました。
お骨はシェルターに里帰りしています。
まだまだ若かったのに、
シェルターを卒業する前に旅立ってしまったりんちゃん。
病院では、ボランティアさんの手からだけは、頑張ってご飯を食べてくれたこと。
りんちゃんなりに、
シェルターボランティアさんを信頼してくれていたことを伝えてくれたように思います。
りんちゃん、ありがとう。
きゃりーのこと、シェルターの仲間の事、
幸せにできるよう頑張るから、見守っていて下さい。
りんちゃんを可愛がって下さったボランティアの皆さま、
治療に最善を尽くして下さった病院の先生方、
ご支援物資でりんちゃんにご飯や毛布をプレゼントして下さった皆さま、
フォスターペアレントとして応援して下さっていたS様に、
心より感謝を申し上げます。
(byドラメイ)