統廃合が進む避難所 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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パインとニャース。
常総水害で、当会シェルターにてお預かりした被災猫さんたち。

26日の朝に、お世話をさせて頂きました。

いっしょ暮らしていたウサギさんも犬も、この水害で亡くなってしまわれた、と耳にしました。

シェルターの犬猫地蔵に手を合わせます。







ラッキーと、被災動物の碑を見に行きます。



気づけば、コスモスがいっせいに。




すずさんと、山登りの話をしながら、朝散歩。
明日は谷川岳だそうです。
一瞬、紅葉に包まれます。



今日は、茨城放送さんによるインタビューがあり
当会シェルターから中継で生放送されました。
それから常総へ。

にこちゃんです。




さぶちゃんです。
ぐるりとお散歩してきました。
とてもいい子でした。
慣らして譲渡まで持っていかねば。
味わいのある、ボス犬さぶちゃんには、
茶目っ気あり、大丈夫。
散歩のしはじめから尻尾立ってルンルンしています。


27日には常総市内の避難所の統廃合が進みました。
常総市内の避難所は、6ヶ所です。

きぬ総合運動公園水海道体育館(坂手)、
きぬふれあいセンター、
豊岡公民館、
社協ふれあい館、
あすなろの里、
石下総合体育館


このうち、物資が集められるオフィシャルな避難所は、水海道体育館のみとなるそうです。

石下総合体育館には、民間や個人からの物資は受け付けないことはない、と。

だんだんと、否が応でも、形ばかりは平常に戻されつつあります。



きぬ総合運動公園の水海道体育館で、ペット関連物資の残量を確認しました。

フードが少々、トイレ一個、ケージやサークルは0。




貼ってある紙にはたくさんのことば。








きぬ総合運動公園水海道体育館は、市の対策本部による「ペット不可」の方針にも拘わらず、避難当時はペットも中に入れてもらっていましたが、いまは一匹もいません。

外にいたラブラドールちゃんはすでに自宅に帰ったそうです。外から中を覗き込んでいる姿が忘れられません。

中型犬のプードルちゃんは当会で引き取りました。ビーグルちゃんも避難所を後にされたそうです。
だから、犬猫は今はいません。

でも、どこかにいます。
親戚の家か、車か、ほんとうなら住めるはずのない自宅に。

動物の問題はありません、と言い切った避難所がありました。

被災動物の保護や収容管理、飼い主への長い支援、避難所や公営への同行避難の可否が、大きな社会問題として認識されることさえ、ここでは叶わないのです。

避難所や公営住宅でのペット不可の指針。
茨城県も、常総市も、このままで、いいはずがありません。

悪例を残すことはできません。声をあげていきます。



By おかめ