東京・九段南 初日の「震災で消えた小さな命展」 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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東京・九段南で開催される初日の命展に行ってまいりました。

ドラメイさんが中心となり、4月に茨城県結城市で命展を企画開催>>> したときには、
絵画の展覧のほかうささんによるフリートークもあり、
うささんのあたたかくて気さくなお人柄やライフスタイルにも触れられて、嬉しい交流が持てました。

久しぶりのうささんは、いつもと変わらない自然体の感じで、にこにこされながら、来訪者に挨拶をされたり歓談されたりなさっていました。


いろんなイラストレーターさんや新聞記者がいらして、
山本祐司さんはその場でイラストや似顔絵を描いて下さる企画をされていたので、
私も老犬ぶうちゃんのイラストをぜひ描いて下さいとお頼みしました。


スタッフさんも絵描きさんも、何度か結城市でお会いした方ばかり。

ドラメイさんの描いて下さったチャッピーの絵にも会えました。輝く瞳に再会でき、感無量です。


この日は以前からぜひお会いしたかった方がいらっしゃいました。

東京で開催される初日に、多頭飼育現場で命を落とした犬の幸四郎を描いて下さった、
作家の平澤さんが来られるとのご連絡を頂き、ご挨拶とお礼を伝えに、私もとにかく駆けつけました。


幸四郎は、柔らかな光に包まれて、穏やかにそこにいました。
生前はボス犬に威嚇され、切なく苦しい生涯でしたが、いまは安心できる、すべて超越した次元にいます。



背景の空の筆致の雄弁さ。安堵と悲しみ。余白から、たくさんのメッセージが伝わってきます。
平澤さんをミーディアムにして私たちに投げ掛けられた幸四郎からのメッセージ。

あのとき連れて帰っていたら。
次の幸四郎を出さないために何が必要か。

違法と合法。
命か、規則か。

命を守れる法律が必要。
飼い主の所有権の問題。
これをどうにかしないと。
と思うのです。

幸四郎を甦らせて下さった平澤さま、命展の企画をされたうささん、うささんを支えるスタッフの皆様に、心から感謝をいたします。

(byおかめ)