常総の多頭野犬(犬猫救済の輪ブログより転載) | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


まず、ご報告です。
パルボウィールスに感染してTNR日本動物福祉病院に入院隔離治療中のケイ君が、パルボ検査で陽性から陰性に変わりました。しかし、まだ安心はできません。すっかり痩せて、まだ一切自力では食べようとせず、本日より、鼻からカテーテルを胃まで落としてのa/d缶などの流動食を開始いたしました。
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また、感染したこの白い子、ゆう太君はとても小さな子で、下痢に血便も見られ体力が持ちこたえてくれるか非情に心配な状態が続いています。貧血が進み、本日、輸血の予定です。、当初からゆう太君と一緒だったタクヤ君は、現在まで症状は見られず食欲も有りますが、抗体があるのかそれともこれから発症するのか安心はできません。

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☆茨城県、 行政が機能していない!!  ボランティアに丸投げ!!
☆哀れ、常総野犬の扱い 
13日月曜午前、センターから茨城の団体CAPINに電話が入った。
センター「常総にうずくまったまま立てない負傷犬がいる。引き取ってもらえないか。」
団体「パルボが発生したことから、しばらく受入はできない。」

しかし、負傷した犬が心配で放置はできない。
センターは、犬のいる場所の地図を送って来たそうだ。

CAPIN代表の鶴田さんから私にどのようにしたらよいか相談の電話が入った。
結「警察に立ち会ってもらう事。 犬の状況で後の判断。」
警察に電話をしたら、
警察「その犬は、センターに通報したからあなたは行かなくてよい。」
結「いいえ、立ち会ってもらい、現状も伝え、パトロール強化などもお願いするよう。」
警察が来て、
警察「この犬は、10日金曜の夜に警察に、死んでいる犬がいると通報があって確認に行ったところ生きていた。センターに電話が繋がらないので、道の脇に自分が寄せて、13日月曜今朝センターに連絡した。」
鶴田「警察に保護しないで、二日半以上もの間エサも水も与えられず動けないまま雨に濡れていたのですか。」
警察「こういうことは初めてでわからなかった。」


川崎でしたら、土、日などセンター休業の日は、警察は獣医師会に連絡するなどの連絡網があってその生命が守られるシステムができている。
警察が、動物に関する知識が少ないのもよくないが、犬猫愛護動物については動物愛護を指導推進する管轄のセンターが常に警察や獣医師会に対して対応の仕方を伝達しておかなくてはならない。




センターが示した場所に着いた。
雨に打たれ、横たわった犬が上半身を持上げた。
なんという扱いだろう。言葉にならない。
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CAPI)N鶴田さんから状況が電話で伝えられた。
鶴田「骨が折れているのか下半身は動かない。」
結「神経が麻痺していて二日以上その状態なら、排尿ができていなくて危険。膀胱圧迫ができるか。」
鶴田「出来ます。膀胱がパンパンです。圧迫排尿できました。真っ黄色の濃いオシッコがでました。」
結「センターは、負傷犬を保護し、治療するのは仕事。しかし、パルボ感染の危険と、治療はいつも施されていない。緊急入院させましょう。」

飲まず食わず、痛みをこらえ、雨に打たれ冷え切った体のこの犬に、手を差し伸べないなどできるわけもない。4時に開く動物病院を待つよりもと、TNR日本動物福祉病院に搬送を。


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CAPIN鶴田さんは、常総の犬の話を耳にした日から、毎日のように走りっぱなしだ。
センターとの話し合い、常総の地域の人達との話し、時には怒鳴られ、それでも次の日も出向く。

TNR日本動物福祉病院到着
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レントゲンです。
背骨が完全に折れています。
上から強い衝撃が加えられた?ということでしょうか。

警察は、パトロールをして下さるそうです。

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この子に、何がしてあげらるのか。
年令は、8才か、10才以上になるかもしれません。
痛みがないようにしてあげたい。
オシッコは圧迫で排尿するしかない。
それでも、車椅子などで前足で歩けるなら、背中腰が安定した方が良い。

この手術は、TNR日本動物福祉病院ではできない。
獣医がふたつの病院を当たってくれた。
どちらも専門の先生が来ての手術になるそうだ。
お金のことなど考えたくないが、一応聞いてみてもらった。
私達の感覚では桁が違う金額ですが、この子の一生を考えてできることはやってあげたい。
あとで、鶴田さんと相談した結果、骨折手術も腕が良くて良心的な値段の病院が都内にあるという情報で、そこにお願いしてみようという事になった。水曜日に予定した。


同じ場所で、
安全に保護して生かそうとする人と、
どんな方法でもいいから待った無しで早く殺処分してくれ、消えてくれという人がいる。


片や、ないお金で必死で一頭でもなんとか助けようとし、
片や、沢山の予算を使ってどんどん殺処分して片付けようとする。

茨城県、どうなっているんだ。

獣医の見解では、この子は筋肉の状態から、通報よりもっと前に被害にあっていると思われるとのことでした。痛い、動けない、何度も雨に打たれ、空腹の中で、長い時間どれほど不安で苦しかっただろう。
鶴田さん、この子は、CAPINのシェルターでみますからと。

何日食べていなかったのだろう。



CAPIN、応援お願い申し上げます。


特に、人の手が必要です。


犬のお世話、なつかせなければ里親にいけません。


車がないと不便な場所ですが、対応できそうな方、常総の犬たちの問題が落ち着くまででも結構です。


足を運んでいただけませんでしょうか。





☆茨城県常総市、多頭野犬レスキュー
 活動資金のご寄付を募らせて頂きます。


どうにも保護場所が見つかりません。緊急に保護できる犬舎を作る計画を進めています。フェンス・コンパネ等を購入してできるだけボランティアで造りたいです。大工ボランティアも求めています。
現在、センターに収容され、引き出した犬よりパルボ感染があり数頭の犬の入院治療に大変な医療費がかかっています。
不妊手術、ワクチン、フィラリア検査等も、多頭の犬たちに施してあげなければなりません。
常総の犬たち(地域内飼い主のいない猫含む)以外の事に使うことはございません。
茨城県常総市、多頭野犬が助けられますように、ワンコインからの、多くの皆様のご寄付をお呼びかけさせていただきます。どうか、宜しくお願い申し上げます。  
 2015.4.12  犬猫救済の輪 結 昭子

下記、常総の犬用口座は、犬猫救済の輪とCAPINで管理させて頂き、犬猫救済の輪ブログとホームページでご報告させて頂きます。
【ご寄付口座】
みずほ銀行 守谷支店
普通 口座番号1068500
内村祐子(ウチムラユウコ)

【支援物資受取先】 希望配達時間夜18時以降
〒303-0042茨城県常総市坂手町6239
内村祐子(ウチムラユウコ)宛
080-8749-5626080-8749-5626
(仕事をしています。電話は、受けられず申し訳ございません。)

【足りないもの】
・犬の缶詰ペディグリチャム等、匂いの強い物希望
・犬舎 緊急に一時保護に使う犬舎を求めています。
中古でも十分です。不用な犬舎がございましたらお譲り頂けませんでしょうか。
犬舎4個程(2個程大型犬用希望)
・中型犬布製首輪

茨城多頭放浪犬アマゾンほしいものリスト


CAPINシェルターボランティアさん募集







愛護推進課
電話番号:0296-72-12000296-72-1200


FAX番号:0296-72-22710296-72-2271


動物取扱業の登録及び監視・指導

特定動物飼養の許可及び監視・指導

犬以外の動物による事故取扱い業務

動物愛護啓発業務

負傷動物等の収容及び応急処置

動物電話相談指導

犬・猫の譲渡

犬・猫譲渡情報バンク



県獣医師会HP   http://www.ibajyuu.com/contents/


県からの委託を受け、飼い主不明の犬猫について、発見者及び県からの依頼により、当該犬猫の応急治療を実施する。年間約100件程度の依頼がある。

アライブが出したパブコメ


動物愛護条例改正パブリックコメント

『茨城県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の骨子案』に対する意見


『茨城県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の骨子案』について、ALIVEでは以下の意見を送りました。


※意見募集期間 : 平成25年7月10日(水)~平成25年8月8日(木)



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茨城県動物の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例の骨子案に対する意見


平成25年8月8日
茨城県保健福祉部
生活衛生課環境・動物愛護担当 御中






【意見内容⑦】
・第13条の薬殺による野犬等の掃とうを削除し、保護や捕獲を行うよう定めてください。
【理由⑦】
茨城県の条例第13条では、第5条1項に違反しけい留していない人に危害を加えるおそれがあり、捕獲が困難な犬に対して薬殺できると規定されています。野犬等のけい留されていない犬の薬殺は狂犬病予防法において規定されているものの、動物愛護管理法上の理念や精神には必ずしもそぐわない行為であり、動物愛護の観点から考えても薬殺を行うより、野犬等の命を損なわない保護や捕獲という対策がなされるべきです。また、野犬やけい留されていない犬を生み出さないようにために、薬殺を行う費用や労力を県民への普及啓発等に回すことを求めます。
行政の引取り拒否が可能になったことから、今後動物の遺棄が増えると予想されますが、遺棄された犬が放浪していくうちに掃討の対象と判別がつきにくくなることが十分に考えられ、動物遺棄罪を見過ごす結果になりかねないため、野犬の掃とうを条例から削除することを求めます。

【意見内容⑧】
・負傷動物を収容した際に、治療その他の措置を必要に応じて講ずるよう規定してください。
【理由⑧】
現在茨城県の条例には負傷動物に関する条文はありませんが、動物は命あるものであり、苦痛や恐怖の感覚を有する生命体です。このことに加え、改正動物愛護管理法第2条2項の基本原則に動物の健康管理が盛り込まれたことや、第44条2項に疾病や負傷の放置が虐待として定義されたことを考えると、条例においても負傷動物への治療等の適切な措置を規定するべきです。








○犬及び猫の引取り並びに負傷動物等の収容に関する措置について

平成18年環境省告示第26号

最終改正:平成25年環境省告示第86号

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_h25_86.pdf



第2 負傷動物等の収容

1 法第36条第2項の規定による動物及び動物の死体の収容は、都道府県知事等が、施

設の収容力及び構造並びに人員の配置状況、当該地域における疾病にかかり、若しく

は負傷した動物(以下「負傷動物」という。)又は動物の死体(以下「負傷動物等」

という。)の発生状況等を踏まえ、法第44条に規定する愛護動物のうちから適切に選

定して行うように努めること。

2 都道府県知事等は、法第36条第2項の規定による通報があったときは、公共の場所

を管理する者等関係者の協力を得て、負傷動物等を迅速に収容するよう努めること。

3 第1の3から6までの規定は、都道府県知事等が負傷動物等を収容した場合につい

て準用する。

第3 保管、返還及び譲渡し

1 都道府県知事等は、犬若しくは猫を引き取り、又は負傷動物を収容したときは、そ

の健康及び安全の保持等を図る観点から、構造等が適正な施設及び方法によって保管

すること。

2 都道府県知事等は、殺処分がなくなることを目指して、施設に保管する犬、猫等の

動物(以下「保管動物」という。)のうち、所有者がいると推測されるものについて

は公報、インターネット等による情報の提供等により、また、標識番号等の明らかな

ものについては登録団体等への照会等により、当該保管動物の所有者の発見に努める

こと。

3 所有者がいないと推測される保管動物、所有者から引取りを求められた保管動物及

び所有者の発見ができない保管動物について、家庭動物又は展示動物としての適性を

評価し、適性があると認められるものについては、その飼養を希望する者を募集する

等により、できるだけ生存の機会を与えるように努めること。

4 保管動物の飼養を希望する者の募集は、近隣の都道府県知事等との連携を図りつつ、

できる限り広域的に行うように努めること。この際、保管動物に関する情報の提供に

ついては、インターネット等の活用により広域的かつ迅速に行われるように努めるこ

と。

5 保管動物の譲渡しに当たっては、飼養を希望する者に対して事前に飼養方法等に関

する講習等を行うとともに、マイクロチップの装着及び不妊又は去勢の措置が確実に

行われるようにするための措置を講じるように努めること。また、飼養を希望する者

が第二種動物取扱業に該当する場合にあっては、適切に届出がなされているか等につ

いて確認を行うこと。

6 施設における保管の期間は、できる限り、保管動物の所有者、飼養を希望する者等

の便宜等を考慮して定めるように努めること。

7 保管動物の飼養を希望する者の募集、保管動物の譲渡し後の飼養の状況を確認する

ための調査等の業務については、必要に応じて動物愛護推進員、動物の愛護を目的と

する団体等との連携を広く図りつつ行うように努めること。

8 保管動物の所有者及び飼養を希望する者の便宜を考慮して返還及び譲渡しを行う場

所等の指定を行うとともに、それらについて周知に努めること。__



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以上、転載です。

常総の多頭野犬に関し、犬猫救済の輪さんと連絡をとりあい、情報の共有と一元化に努めております。



byおかめ