取手の多頭飼育現場で成猫19匹TNR、子猫3匹保護 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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取手市のある民家で、猫が繁殖しているという相談を受け、

様子を見に行きました。


相談者さんと待ち合わせ、そのお宅に入っていきましたら

猫がぞろぞろ出てきました。


庭も家のなかもゴミがあふれ、相当なゴミ屋敷でした。


相談者さんはいつも駅に向かうときにこのお宅の前の道を通られ、

ただならぬ数にとても心配されていました。



週末に動物病院に19匹の予約をしていました。

でも、金曜日にちょこっと時間ができたため、様子を見に行くだけ、

と思って、それでも一応キャリーバッグや捕獲器を積み込んで

出かけました。


やはり、結局、見てしまったために12匹を捕獲してしまいました。





























川崎の犬猫救済の輪の結さんに相談すると、

すぐに連れてきて、とあたたかいお言葉。


そのまま高速に乗って、TNR日本動物福祉病院に運びました。

夜の21時は回っていましたが、病院に引き取って頂けました。


看護師さんも、帰宅前に、待っていてくださいました。


どんなにありがたいことでしょうか。

お疲れのところ、ほんとうに申し訳ありませんでした。



翌日の土曜日に、みな無事に手術を終えたそうです。

この日はCAPINでは定例会と理事会があり、理事会は議題が多くて夜中の12時までかかりました。



結さんが日曜日の朝に福島レスキューに向かわれるときに

常磐道のSAで待ち合わせ、引き取りました。

朝といっても、3時くらい。


私は、夜中の理事会から、高速の下りSAにほぼ直行でした。

結さんは猫を私に戻されたあとで、徹夜で福島に入られます。


お忙しいなか、スケジュールを調整されながら、結さんはこのように、茨城の猫のために手術搬送のサポートまでしてくださっています。





私は12匹の猫をのせ、SAから取手に向かい、コンビニのPで仮眠をとって

残りの猫を明け方に捕獲しました。


12匹はそのまま、車で静養してもらって、残りをつかまえてしまおうと、

1匹でもメスが残ったら、リピートしなければならないから、と。

もう必死。















つかまえたのは、成猫7匹と、子猫2匹でした。






「とにかく食べて~!」


くっついた目が心配です。

眼球は生きているかな。




子猫はまだ小さく、手術は無理です。



取り残したのは、オスのボス猫1匹と、子猫1匹。





この最後の子猫(みけ)は、朝はつかまりませんでしたが、

この日の夜になって、やっとつかまりました。





この子です。もう、目はぐちゃぐちゃ。

ゴミ屋敷の臭いがします。



いながき先生の越谷の病院に運び、成猫7匹を手術して頂きました。

2匹の子猫は、その場でレボリューションと血液検査とワクチン。



夜の猫のお迎えはスマイルさんにお願いできました。

越谷から取手まで、お疲れ様です。




夜になってつかまったミケはそのまま連れ帰り、レボシューションだけ

おかめ宅でつけて、ワクチンを集団手術のときにお願いしました。


いま3匹の子猫を保護しています。




ゴミの臭いがして、汚かった子猫たち。

ノミダニ駆除の薬をつけたのですぐにシャンプーはできません。

この子たちのケージの周辺は、取手の家の臭いがしました。


でも毎日、目薬と飲み薬をつけて、だんだんきれいになっていっています。

子猫たちは血液検査もウイルスはマイナスでしたので未来があります。


大きさは700g~1キロくらい、でも

きっと3~4か月。


慣らして里親探しをします。

慣らし、これがなかなか大変、手ごわい子猫たちです。



手術ができた猫たち19匹は、あの家で暮らしています。


住人はいろいろな事情がおありで、えさは足りていませんが、

相談者さんが給餌に通われることになりました。


ひとまず、取手19匹の手術は終わり、もう増えないのです。



猫の方の問題は、集中して終わらせましたが、

こんどは人間のほうです。


これから、市役所や社会福祉協議会をまきこんでのサポートをしていかねばなりません。

こちらのほうがもっと大変かもしれません。


多くの方の支援と経験が必要です。

民生委員さんとか、福祉系の方のご支援が。



byおかめ