ラムちゃんの保護とモモクロさん預かり | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

ラムちゃんレポートです。


ラムちゃんは、富岡で保護した猫さんです。

nekonekoさんとガンさんとおかめで、昨年の春に保護をしました。


ラムちゃんは、モモクロさんが個人預かりをしてくださることに。







モモクロさんは先住猫を看取られた経験もあり、脱走防止の注意はもちろん

看護もできる方です。

おひとり暮らしなので、ほかの猫との折り合いが悪いラムちゃんには

ぴったり。モモクロさんを独り占めできます。


猫を飼育ラムちゃんを保護した昨年3月の様子を、

capinブログより転載します。



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昨日は3匹を保護しました。

白い仔猫、首輪つきの茶白、キジトラ。



現地で待ちあわせ、今回は2台でまわりました。



犬猫救済の輪のがんさん。


猫のプロで、活動歴長く、頼りになります。



猫さんたちよ、何とか食べつないでね!


今度来るときまで。







一年前にモンブランが保護された場所。



貼り紙が貼ってあります。

「保護しています。飼い主さんはどこ?」


給餌箱がなぎ倒されていたので、ここにも補給。



いたるところで徐染作業。



津波エリア。

ここにも猫が目撃されています。







捕獲器3つに入りました。


キジトラは仔猫でもオスでもないので、


捕獲器をひっくりかえして雌雄をると女の子だとわかりました。


捕獲器の網ごしにいくつか乳首をひっぱり、揉んで押してみましたが


おっぱいはでませんでした。



もしも仔猫がどこかでお母さん猫のミルクを待っているとしたら大変です。


ですから、授乳中の猫さんは、手術はせずにリリースをする、子育てが終わったころにまた捕獲をする、


というのが多くの保護団体のやり方です。


捕獲器をひっくりかえし、乳首の張りを見るのはなかなかの技が必要です。。。


おしりをみせてくれない、尻尾をさげて怖がっている猫さんを、下から見上げて動かして、


おっぱいを確認する、これはほんとうに大変で。。。





がんさんやnekonekoさんに捕獲器を持ち上げてもらって、


ふたつみっつの乳首をひっぱって、押してみましたが、ミルクが出るわけではありませんでした。


怪しいとは思ったのですが、仔猫はまだおなかに入っていて出産前か、もう授乳が終わっている頃かと思い、


犬猫救済の輪さんに電話で相談して、悩んだあげく、結局連れ帰ることとなりました。


ところが、そのキジトラさんが川崎のTNR病院に到着してから結さんに確認して頂くと、

やはり授乳中のようだということでした。


仔猫の頭数が少ないと、全部の乳首からおっぱいが出るわけでなく、

吸われているおっぱいからしか出ないそうです。


2~3個の乳首ではだめだった!


結さんは翌朝にまた富岡までキジトラ猫さんを運んでリリースをされました。

残っている仔猫のためです。


結さん、私のミスで、また睡眠時間が短くなってしまいました。

ほんとうに真剣に、命に向き合っていらっしゃいます。


捕獲器に入った猫がオスかメスか、


妊娠しているか、授乳中なのか、2~3ヶ月に育って乳離れの時期なのか、


この見極めができるように、


獣医さんによくよく教わってこなければ。


う~~~ん、これは難しい!


修行が足りんなと思います。


byおかめ


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3月15日、赤い首輪をしていた茶白のメス猫さんを、


富岡の諏訪神社へ行く道沿いの民家で保護してから一週間になります。




がんさんが犬猫救済の輪さんの本部に運ばれ、


ワクチンや血液検査を川崎のTNR病院で済ませ、20日の夜(明け方)3時に、


犬猫救済の輪の結さんが福島入りをされるときに、千代田SAで待ちあわせ猫さんを受け取りました。






20日の明け方にシェルター入り。


エイズ・白血病マイナス。


ワクチン接種。フロントライン。





やるべきことを終わらせて頂けて、お陰様でスムーズに部屋に入れることができました。




避妊はもうしてあったそうです。


首輪もしていたので、飼われていたことになります。


3歳前後。



しっぽは、シマシマで長い。


仮名はラムちゃんです。


どこかで、探している方がいらっしゃると思います。





富岡、諏訪神社手前で保護。


この子に心当たりがおありの方は、CAPINまでご連絡下さい。


byおかめ



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nekonekoさんの記事より:

首輪猫ちゃん無事保護  富岡救援隊 2014 3・15

2014-03-17 10:20:12
テーマ:


AM 9:00  富岡町 福島第二原発海岸付近


この日はCAPINと犬猫救済の輪様で猫の合同保護TNRを行いました。


繁殖の時期です、しかしここでは、多くの命が育つことが出来ずに虹の橋を渡ります。


そんな不幸な命の誕生だけは、なんとかくい止めなければなりません。



がんさんと捕獲器を富岡町に数台かけて、おかめさんの合流を待ちます。


津波エリアで傾いた電柱には、東北電力の看板広告も。


ここ、福島の皆さんが使用していたのは東北電力。


福島でとんでもない事故をおこした東電の電力を使用していたのは・・・


都民ですね。


富岡町周辺にかけた捕獲器は17台。


救済の輪さん 10台。 CAPIN 7台。


かなりの台数ですが、前日からではないのでどれだけ入ってくれるのか・・・


給餌スポットでふと上を見上げると、きれいな梅の花が咲いていました。


ここで生きている猫や猪豚君達もみんな美しい命です。



そして、某給餌スポットでは、昨日緊急報告させてもらいました首輪をした茶白のニャンコを発見!


その子はこの付近で数ヶ月前に目撃した同じ子です!


あの子、頑張って生きてました!


しかし、こちらに気づき、茶白ちゃんは移動してしまいました。


でも前回の時のように恐ろしい人間から必死に逃げるような勢いではありません。


本当はもう人に助けを求めているような・・・ そんな感じでそっと移動していきました。


すぐに後を追いかけると・・・


いましたよ!


今日、持ってきたカメラのレンズは標準レンズ。 望遠レンズ持ってくればよかった・・・


首輪はかなり首に食い込んでるようで、正面からは見えません。


しかし角度によっては首輪をしてるのが確認出来ます。


首を絞めつけている首輪を外してあげないと・・・ なんとか今日中に保護を・・・


そしてこの時、自分に向って「ニャーーー」って、ないたんです。


富岡町で人を見てなく猫なんてもう一匹もいません。 懐っこい子はみんな保護されましたから。


※ 富岡最後の懐っこい子はサビのミキちゃんかな?(ミキちゃんは昨年、ライフさんが保護)


この子がないたのは、数年間忘れていた人間を思い出した瞬間だったんだと思います。


自分もなんだか涙が出そうになりました。


こちらは画像をトリミング拡大したものです。


とにかく、おかめさん、がんさん、自分で残ってる捕獲器を必死でかけました。


なんとか入ってくれれば・・・ 祈る気持です。


そして、一旦その場を離れ、その他のエリアに給餌と捕獲器撤収作業へ。


PM 2:00  富岡町 某所


おチビちゃん入ってました。 こんな子が入るということは親もいる。 兄弟も・・・


富岡で活動する団体や個人ボラさんはとても少ない。 繁殖を防ぐのは現状とても難しい・・・


それでもやるしかない。 やるしかないからやるんです。


しかし、富岡もあと1~2団体や個人ボラさん達があと数人いればだいぶ違うのだろうけど・・・


しかし贅沢は言えないんです。 帰還困難区域はさらに深刻なのですから。


こちらも富岡町某所。 こちらは半年ほどのキジトラ雌ちゃん。


しかし、先程、おかめさんが書いたCAPINブログの記事を見ると・・・


あーっ


本当に本当に申し訳ないことをしてしまった(泣)。


授乳中確認は難しい・・・


http://ameblo.jp/capin-blog/entry-11797856214.html  CAPINブログ


そして首輪茶白ちゃんのところに戻ると・・・


入ってくれてましたよ! 首輪茶白ちゃんが!


良かった・・・ 本当に良かった。 三年間よく頑張ったね。 元の飼い主さん探してあげるからね。


とにかく食い込んでいる危険な首輪を外してあげなければなりません。


あとの二匹ちゃんも一緒にまずは川崎のTNR病院へがんさんが搬送。


結果、捕獲器に入った子はたった三匹でしたが、最後に首輪の子を保護できたのでとてもポジティブな気持ちになれました。


がんさん、おかめさん、昨日は一日お疲れ様でした。





富岡町 本町 (諏訪神社~ファミマ跡地付近)


赤い首輪(かなり色が劣化)をした茶白の雌猫ちゃん保護しました。 飼い主さん探しています!



by nekoneko



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そして、がんさんのブログは、「三毛猫ミーコと一緒っ!」です。

奥様とがんさんとの、日夜を問わない猫保護救出活動を垣間見ることができます。

神奈川は地域猫発祥の地とのいわれますが、結さんをはじめ、神奈川の猫ボラさんたちの

レベルの高さが伺えます。

ぜひご覧ください。http://mike-neko.blog.so-net.ne.jp/


県を超えて、私たち猫ボラはつながり、情報共有をするようになりました。

被災地での動物保護活動は、その大きなきっかけでもありました。

飼い主の不明な猫にも、生きる権利があります。

地元のいろんな場所のTNRをすすめつつ、被災地のTNRも同時にやっていかねば。

被災地の猫の繫殖問題は、国や県により解決はされませんでしたから。

個人や1団体でできる範囲ではなく、協力体制が必要です。


今年1月に入ってから、いつも金曜日は楢葉に行って、捕獲器をしかけています。

nekonekoさんが土曜日に入って、回収してくれます。

おかめ&nekonekoさんの連携プレイです。


犬猫救済の輪さんが週末入られるときには、さらに捕獲器をかけっぱなしにして、

期間を延ばします。先週はそんなふうにして茶しろを手術して頂きました。

3月までは、集中して行います。春先は子猫シーズン。産まれてしまったら大変ですから。

とにかく繫殖をさせないために、手術を着々としていくしかないです。


CAPINシェルターの集団手術に合わせてなるべく捕獲をと思っています。

動物病院のご厚意で、安価で手術をお願いできます。

福島のTNR活動への助成は断たれている今、いっさいの費用は私たちの負担となります。

少しでも費用を抑えなければ、長く継続できません。


これからが長いです。

でも、こうしてTNR(捕獲・手術・リリース)を繰り返していけば、旧警戒区域の猫たちも、やがては、数が減っていくでしょう。


住民も、猫の情報をくださったり、捕獲器をおかせてくださるなど、手術のために協力をしてくださっています。


福島からつくばまでの帰り道に、日立や高萩で降りて、県北のTNRサポートもできます。

昨日は、高萩で先週かけた捕獲器を回収し(無事に1匹つかまりました)、新たに1つを日立の中学生に貸し出しました。


これまで、県北から相談を受けても、なかなか動けない私たちでしたが、福島からの帰り道に少し足を延ばせば、わりとすぐにお手伝いできるのです。


県北にTNRを広めるためにも、福島への定期便は、大きな意味を持ってきました。


福島行きは茨城の県北と県南の橋渡しにもなると思えば、これからのよりよい展開には必要なことと思います。


私たちは民間として、草の根で、手術を広めていこうと思っています。


byおかめ