
飄々として、なんともいえない深い味が人気のブーちゃん。
「老師」という愛称がすっかり定着してきました。
そんな老師、寒風の吹きっさらしの外の小屋では
いくらなんでも老体には厳しかろうと、
最近は猫舎の土間にケージを用意し、
このように↓ ご就寝頂いておりました。

入ってしまえばグ~スカ寝るのですが、
まず、ご入場を断固拒否なさいます。
そして、ご就寝中に布団に粗相をし、結果、冷たい毛布で寝ることになってしまうこともしばしば。
ボランティアさん達は、
老師のよりよい睡眠環境を模索し、
試行錯誤を重ねました。
老師「よきに計らえ!」

結果、
リードに繋いで栗ちゃんの倉庫内に寝床を用意してみた。
→リードに足が絡まってしまい危険なことに。
猫舎の土間でリードに繋いで寝床を用意してみた。
→やはりリードに足が絡まってしまい危険なことに。
足腰が大変弱ってきていることと、同じ場所をグルグル歩き回ることから、
老師とリードとの相性は、チェーンであってもワイヤーであっても
険悪となってしまったようなのです。
結果、
今日、猫舎土間の物を片付けて、老師をフリーにしてみた。
(→今ココ)
※丁寧に片付けてくださった皆様、ありがとうございます!
外よりは全然暖かい、ちょい広スペースで、安眠していた老師。
奥のふかふか毛布エリアを避け、
わざわざ寒い入り口近く、しかも一番薄い敷物の上に寝ているのは、
心臓が悪いせいなのでしょうか、
単に細かいことは気にしない、老師の懐の深さゆえなのでしょうか…

答えは、老師のみぞ知る

これがブーちゃんにとって、
「自由でいたい」「閉じ込められたくない」という強い意思と、
私たちの
「少しでも暖かい場所で、安全に、ゆっくり休んでほしい」という思いとの、
和解点になると良いのですが。
「本犬(猫)がどうしたいか」
と
「こちらがどうしてあげたいか」
は、いつでも、必ずしも合致するとは限らないもの。
こちらの考えで良かれと思ったことでも、
相手にとっては意に沿わないことかもしれない、
ということを常に考えていなければ、ただの押し付けになってしまう。
そんなことを、不肖ボランティアの私は、またも老師から学ばせて頂きました。
シニア後期の犬の生き様を、お世話の仕方を、
気をつけるべきことを、
生きている姿そのものをもって、ブーちゃんは私たちに教えてくれているような気がします。
そう、ブーちゃんはやっぱり、老師という呼び名がふさわしい!!
われらが愛する老師、
どうかシェルターで得られる限りの喜びを持って、
1日でも長く、私たちと一緒にいて下さい。

byドラメイ
老師の教えを感じたい方は是非こちらから…
