犬多頭飼育おばあさんのサポート | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


CAPINの敬愛するモモナナ大先生が、

M博士、ともちゃん、スマイルさん、ボス君たちと、

西福島・犬多頭飼育のお宅に入ってくださいました。


家に犬猫の待っている4人は日帰りでしたが、モモナナ先生はお仕事に合わせて

スケジュールを組んで下さり、10月30日(木)から2泊3日で、おばあさんのお宅で

作業をしてくださったのです。


今回は、梨畑のドッグランのほうは手つかずでしたが、おばあさんのご自宅の

壊れた台所を、すっかり直せたそうです。


カセットコンロと外水道の水で、犬の給餌やおばあさん自身の食事の支度ほか、

すべての家事をしなければならなかったこれまでの暮らしが、この3日で、どんなに楽になったでしょうか。


去年の春に入ったときは、ネズミのフンと犬の糞尿につかり、犬の骨壺が何十も所狭しと並んでいた

壊れた台所。


水道も壊れ、もうこれはあきらめるしかないのかと思っており、1年半通ってきても、

お掃除をして消毒し、新しい新聞紙を敷くのがせいぜいでした。


「家の外で炊事をするのは無理ですよ、

水道は通っているはず、ガスも来ているだろうから、

寒くなる前に何とか直しましょう」


と、モモナナ先生は、スケジュールを立て、ご自身のお仕事はきちんとこなされながら、

残りの時間で、必要なシンク、ガス台などの購入から始まって、すっかり台所をリフォームされたのです。



モモナナ先生は、書斎にこもるタイプではなく、大型を運転し、本格的な大工仕事まで

こなされて。。。もうこれは、日曜大工の域を軽く超えています。


徹底的に、こまやかに。

すごいな~としか言いようがありません。


(そういえば、猫男爵さんも、麻布高校出身の、モモナナ先生のご後輩です。

やはり、猫の保護に関しても譲渡に関しても、とことんの方です。

お医者様なのに電動式の捕獲器をご自身で開発されてしまったり。

徹底的に、こまやかに。)


麻布出の人たちは、なんかちがう。

爪の垢を煎じて飲みたい、計画性に乏しく、アバウトな私めです。(><)



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震災で崩れた床のなかには、シンクやガス台がのめりこんでいました。


床もスカスカで、これじゃーネズミは入り放題だな。。。と、半ばあきらめて


隙間に新聞を詰めたりするのが関の山だった私たちですが、


モモナナ先生は、持ち前の行動力・計画性をフルに稼働させ、ネットで事前に

中古屋さんに目星をつけ、必要なものをそろえ、床まで張り替えてしまわれました。


~before~



~after~



よかったね。おばあさん。

もう庭で炊事をしなくて済むよ!

この冬から、あったかだねえ!


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<モモナナ先生より>


木曜日に工事材料・シンクの買い出し,母屋とドッグランのゴミ捨てと台所の工事を行いました。私はMさんやボスさんに手伝ってもらいながら使用不可能のシンクの撤去,腐っている床板・タル木・床下ゴミの撤去等をまず行いました。次に床にパネルを貼り,シンクを据え付けました。排水パイプの確認もしましたので,多分排水の詰まりは生じないと思います。

 金曜日午前中に学会のシンポジウムで仕事を済ませたのち,現場に戻りガス台とプロパンガス用の2個口コンロを購入し据え付けを行いました。来週火曜日におばあさんがプロパンガス会社に連絡をし,ボンベをつなげば利用できるようになっています。おばあさんには大体の使い方を教え,必ずプロパン屋さんにもう一度使用法を聞くように念押ししました。(以前使っていたプロパンのボンベからの配管が壊れていないと良いのですが・・・)

 本日の午前中に,シンクの手元照明が使えなくなっていましたので,新しいものに付け替えました。壁に断熱の金属板も。

 素人のぶっつけ仕事で隙間風もありますが,とりあえず台所の機能は復旧したと思います。写真を添付しますので見て下さい。

 

次回の塀の修理は日帰り工事となります。冬の日が暮れるのは早いですから,時間があまり無く男手が必要ですね。


リサイクルショップ等で出来るだけ安価なものを購入しました。 余った木材は次回の塀の修理で使えるものは使います。



(犬もワクワクうれしそうな写真が送られてきました。)


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おばあさんは借金をして暮しているため、ここの費用は私たちで何とか工面してやってきましたが、現在、シンクと木材等の費用、交通費などで、西福島の活動全体でまとまった赤字が出ています。



活動は継続したい、でもシェルターや地域猫の世話など、地元の活動にも費用がかかる、犬猫の保護活動にはなんとたくさんのお金がかかるのでしょう!




苦しいなあ!


こちらも、貧乏なおばあさんまっしぐらです。

だから、西福島のおばあさんは、自分の将来の姿に重なってみえるのです。

このおばあさんも、保護活動からスタートされていますから。

優秀だったおばあさん。

県の職員として保健所に勤務され、哀れな犬猫に涙を流してきた、

退職して、今度は命を助けるほうにまわろうとまずは猫シェルターからスタートし、

そのうち郊外の梨畑を借りて犬のシェルターも始め、退職金も年金も、すべて費やし

すっからかん。

こんな先輩ボラさんを、放っておくわけにはいかないでしょうよ。

見て見ぬふり、できないでしょうよ。

そして、きっと、こういう方は全国にいらっしゃると思います。

行政がなぜ見捨てるの?

この人たちが亡くなったら、残された犬猫は、公的シェルターできちんと面倒をみてあげるべき。

「この人たちが亡くなったら保健所送り」では、この国はあまりにも冷酷です。

私の番になったら、化けて出てやるよ。

J.Bosco音譜ラブラブ



byおかめ