2月4日、福島の犬多頭飼育崩壊現場の支援へ | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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今月も福島に出かけ、犬の多頭飼育現場の支援をしてきました。




東京から、敬子さん、なっちゃん、それから(とってもかわいい高校生のような)獣医さんが参加。

つくばから、ともちゃん、ニコパパさん、おかめの3人が参加。

現地集合で待ち合わせしました。



もうすぐ、丸1年になります。

ほぼ毎月、ここに通ってきました。


ボランティアさんも原発事故のあと避難してしまって、ここの世話をする人がいなくなってしまった。。。



最初は、敬子さんとおかめの2人で始めました。


ひとりしかいない月もあり、だれもいなくなることを覚悟していました。


ひとりでも通うしかないな。


炬燵のなかに丸まっていた丸禿げの犬たちを見てそう誓いました。




が、そこに、だんだんとCAPINの若い人たちが入って下さり、今回は総勢6人です!


とても心強いです。



1年にわたり、犬の皮膚の治療やゴミだし、大掃除を続けてきたことになります。


見てしまった者の責務、というのか。


とにかく見捨てるわけにはいかず、

待っている犬たちを思えば、通うしかほかにはありませんでした。




常連となったニコパパ。貴重な男手です。



笑みを絶やさぬ美女。

しなやかで強靭な彼女もすでに常連。



さあ、今日も始めるぞよ。


缶ひろい、ゴミだし。



たまっていたゴミをクリーンセンターに持っていく。


そのため、軽トラをお借りしに、おばあさんのお知り合いのお宅へ出かけることからスタートです。



そこで見た、ほほえましい文字。。。


なんと。。。



軽トラをお借りするお宅の玄関ドアには、猫のための通り道が用意されていました。


寒いのに、ちょっとドアが開けてあって、いつでも猫が帰ってこれるようになっています。


猫へのやさしさがにじんでいますね。




心がほわんとしたあとで、さあ、気合い入れていこうぜよ!



お天気だったから、ゴミ出しが実現。


2月4日は雪がなかった、

異例のあたたかさでした。


雪まみれだと思っていたので、敬子さんはスキーウエアでのご登場だった!(クスッにひひ



とはいえ、腰がいたい。。。重いんだよね、水を含んだゴミって。

先月軽トラ使わないで庭にためたのが、水含んで。。。



毎回、プロメテウスの気分です爆弾

がんばってきれいにしても、1月たったらすべて振り出しに戻る、、、叫び



う~~ん。



う~~~ん。



ドクロう~~~~~~~~~~ん~~~~~~




とにかく、ノミダニ駆除です。

おばあさんに手伝って犬を抑えてもらって、マイフリーガードを垂らしていきます。


冬は、ワンコも家の中にいるので、すぐに薬を付けられます。


これが夏になると、もうつかまりません。


庭中を追っかけまわしても、逃げて行ってしまうので。





4時を過ぎると道が凍るために、時計とにらめっこで体を動かし、狂ったように掃除をしていきます。




新聞を敷きかえて、きれいな毛布を敷いて、ハイターを吹きかけて。










「バンビや、お前も、私らに慣れてちょうだいね。吠えてばかりいないで。もうそろそろ1年になるんだからね。」



ゴミのなくなった庭です。

すっきりしました!



時間との競争、必死です。


ちゃこ。


ほかの犬をいじめちゃだめだよ。




やっと最愛のちゃこを手放す気持ちになったおばあさん。


「留守にするときはつながねばならないから、それが危なくてしんどくて。


冬の間だけでも預かってくれるかな?


つながないとほかの犬をいじめて殺してしまうから」





私たちはバリケンを用意して福島に来ました。


でも、私たちが到着したら、


「やはりチャコはださねえ、よそに行くと、もう他人になってしまうから」


こんなきかんぼうのちゃことおばあさんは、ラブラブなのです。




急いで家路を急ぎます。


敬子さんの車は、東京へ。

私らの車は、茨城へ。


また、3月の初めに掃除と薬つけに行きますから。

それまで、元気で。


体に気を付けて、おばあさん。

犬のために、長く生きなくちゃだめですよ。


私たちも何とかがんばるから。



         ***


このあと、翌日は大雪が降ったそうです。


「あんたたち、昨日でよかったよ。今日だったら帰れなかった」


とおばあさんから電話がありました。





また、2月8日には浜通りまで積雪があったそうです。


吹き溜まりでは、70センチも積もったところもあるといいます。




富岡や楢葉の猫たちは無事でしょうか。


カメラは無事かな。屋根のあるところとはいえ、雪がかかっただろうな。


週末は、nekonekoさんががんさんと給餌・トラップにいかれます。





私たちはこうして犬や猫の心配ばかりして、毎日が暮れていきます。


このブログを書いたら、今から、地域猫エリアにホッカイロと毛布を入れに行ってきます。


今夜は缶詰もたっぷりあげてくるつもりです。




凍る夜にはたくさんの命が星になっていきます。


家にいる子は安全ですが、外の子たちはどうしようもありません。


合掌し、祈ってばかりです。


手の届かない子たち、せめて苦しまないで早く、とそればかりです。




byおかめ