シェルターはこの子らの家 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


シェルターや地域猫エリアでは大量のドライフードが必要です。


このドライフードが常に欠乏しています。


CAPINシェルターの猫さんたちのほかに、地域猫エリアと福島での給餌活動にも必要です。




私たちは、保護をしなければ命がない、そんなきびしい状況で、ぎりぎり運営しています。


一般会計が僅かとなり、4月以降のシェルター運営が危ぶまれます。




シェルターのフード在庫がわずかであるので、


そこから地域猫エリアのためにフードを持ち出すわけにはいかず、


各曜日の給餌担当者が自腹を切って、地域猫を維持している有様です。


会で取り組む地域猫エリアであるのに、個人の善意に頼っています。






また、個人宅で預かられる「会の」猫もおります。


「会の猫」とは、会の責任で取り組んでいる、福島被災地から保護した猫、つくば市内の地域猫エリア(ここでは100匹以上手術しました。)、会へ相談があって対応せざるをえなかった猫たちです。


こうした「会の猫」は、本来なら会の責任で医療費やフード代を預かりさんに会よりお支払いし、いのちを維持することになっています。


が、多くの預かりさんたちは、飼育費用も含めてまるごと面倒をみてくだいます。




シェルターの台所事情が逼迫しているからです。





理不尽な現実です。


警察署や市役所から預かり譲渡する。


このように公益性の高い活動であるのに、行政からの支援がないという現実。




私たちは地元の犬猫のほかに、被災地の猫を多数抱えています。


家のない犬猫のために運営しているシェルターです。


ここはみんなの家。


この家を維持していくのに、どうしたらいいのか。


この家をなくすことは、できません。




家賃、光熱費(先月は電気代だけで14万円になりました)、医療費を工面するにはどうすれば...。



と、私たちは悩みに悩んでいます。









<シェルター常駐の猫たち>


アメショちゃん。


つくば市の地域猫エリアから来ました。


ここは土地の管理者から丸投げされているエリアですので、


医療費もフードもほぼ全額をCAPINが出していかねばなりません。




エイズ陽性ですが性格も顔もかわいいです。









神栖市の虐待エリアから来たかみちゃん。


手術後はとても戻せないとのお話しですが、依頼者さんもご家族の了承が得られないそうで、


行き場をなくして今週の月曜日にシェルターに入所しました。





私たちはこうして現場で1匹1匹の命に向き合うたびに、多頭飼育者になっていきます。




見捨てられたらどんなに楽でしょう。


見て見ぬ振りをできればこんなに苦しむことはありません。


でも、私たちが断ったら、この子は虐待エリアに戻されてしまいます。


私たちは、この子の命を引き受けるしかありませんでした。


助けるか、死なせるか。


いつもぎりぎりの選択です。


(それなのに、茨城県条例では、猫の多頭飼育規制が提案されています。


現場の猫ボランティア泣かせです。)








福島から来たシャムヲ。


眼薬をつけられる覚悟のポーズ。


1年前に福島警戒区域から保護してきました。





人慣れはゆっくりです。


これでも1年前にくらべれば、格段に人慣れしました。


眼薬をつけられるようになったのですから。この子だって、適応しようとがんばっています。




下は、神立から来た、たっちゃん。


里親様のお宅に来る野良猫さん問題の相談に対応した結果、こちらで引き取ることになり、


1月27日の月曜日にシェルターに入りました。

譲渡をがんばります。






シェルターでTNRして、いったんリリースしたものの、懐いてきたので譲渡対象としたラッキーなとらきち。


血液検査はfelv、fivともにマイナス、まだ半年、これも譲渡がんばります。





ララちゃん。シェルターの近所で保護されました。


この子もミルクで会員さんたちが必死に育て上げ、ここまで大きくなりました。





ジーザスとしろ君。2年前に福島警戒区域からやってきました。




まるちゃん。こたつのなかに、ゆっくりしています。

足の腫瘍が大きくなり、そう長くは生きられません。

私たちも覚悟をして世話をしています。

地域猫エリアでは、よだれちゃんと呼ばれているほど、口内炎がひどくて

食べられないため、シェルターに入れました。

せめて、暖かい冬を過ごさせてあげられて、よかったです。








地域猫エリアで1月28日(火)の深夜に捕獲した長毛の猫さん。


あーちゃんと猫男爵さんとおかめで、捕獲器をしかけました。


ここは何度かTNRを繰り返してきた場所です。


この茶色の長毛猫さんも、秋につかまえて手術しましたので、


捕獲器からすぐに出してリリースしてもよかったのですが、


その場でリリースしなかったのは、ひどい目のせいです。


これを治療してから、リリースします。


コンベニアを打ってもらいました。


栄養をつけさせ、目を治療して、それからリリース、場合によっては譲渡にまわします。


こんな茂みに暮らしています。


切ないですよ、ほんとうは、みんな家に入れてあげたいです。



保護場所がたっぷりあれば。


猫舎を準備するお金があれば。







捕獲されてコンベニアを打ち、少し落ち着いた表情になって。29日、

シェルター入りしました。






このうすみけちゃんも28日(火)に同じ地域猫エリアのトラップでつかまりました。


ケンカ傷のためだろうか、腹膜がやぶれて腸が飛び出し、癒着してしまう、腹膜外ヘルニアでした。


先生が手術をしようとしたら、足の付け根あたりに大きなコブがあったそうです。


急いでレントゲンを撮ってみたら、ヘルニアであることがわかったそうです。



プリン先生には予約なしで急遽避妊手術をお願いしましたのに、


三時間に及ぶ大手術となりました。申し訳なく思います。



子宮にも水がたまっていたそうです。


外暮らしの猫さんにはいろんなことがあります。




こちらは猫舎です。エイズ部屋に暮らす猫たち。みみちゃんとプリンス。

双葉町で保護してきて2年になりました。









下は、1月25日(土)にNEKONEKOさんとMはかせさんとで、富岡(大熊町に近い場所)でつかまえた子です。




この子の便は、写真のように、白い粘土のような便でした。何を食べて生きてきたのでしょうか。


食べ物がなく、よく生きていたね。



生き延びることが大変な場所で、よく生きていました。


この子も、線量の高い、人のいないあんな場所にリリースできるでしょうか?


この子の家は、シェルターになるでしょう。








私たちは何としても、このシェルターを維持しなければと思っています。

こんなにたくさんの命がここを頼っているのです。


一般会計は150万円を切り、3月までもつかどうかわかりません。





どうか、シェルター運営のために、ご寄付をお願いいたします。




CAPIN代表 鶴田真子美





◆募金・寄付金

5,000円で2ヵ月分のフードが買えます。
10,000円でワクチン摂取やフィラリア予防薬が買えます。
20,000円で1匹の去勢手術が行えます。
30,000円で1匹の避妊手術が行えます。

 ファックス: 029-851-5586
  eメール: info@capinew.jp  (お返事に2、3日いただくことがあります)

 ◎お振込先 :筑波銀行
店番号 : 035 (つくば営業部)
口座番号 : 1307709
口座名 : 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク

※大変お手数をおかけいたしますが、当会から領収証をお送りするために、お振込されたら必ずご住所とお名前をお電話かメールでお知らせくださいませ。どうかよろしくお願いいたします。

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