白血病ルームから | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


11月11日にCAPINシェルターにやってきたタンゴたち。


警戒区域のなかの放射線の強い地域で、犬猫救済の輪の結さんに保護されました。


この子たちは母子感染の白血病。


そのなかでも、食欲のすぐれなかったチョビ子とタンゴ。




最初はチョビ子が食べなかったのが、チョビ子はもちなおし、


今月からタンゴのほうが、食欲がぐんと落ちました。




ほとんど自分でご飯を食べなくなったタンゴ。


入院、通院。


食べさせないと衰弱してしまうと聞き、強制給餌で1日に3回、20mlを与えてきました。


細い体はますます細くなっていきます。


毎回1時間かけて、チョビ子とタンゴに食べさせてきました。




が、タンゴはこの頃は、とても苦しがって、私も強制給餌に疑問を持つようになりました。







先週から、左目はブドウ膜炎になってきました。


これはドライタイプの典型症状というので、症状が出ているということはもうそうは長くないでしょう。





無理に食べさせ治療をすることは、苦しい時間を延ばすだけ。


なら、そっとしておいてあげたいと思います。


もう、その時期かなと感じました。


まず獣医さんにご意見を聞こう。


ブドウ膜炎は見た目にも症状が進んでいるので、これも獣医さんに診てもらおう。






体重が減り、黄疸が出ていて、腎臓の片方が倍に肥大していました。




眼薬はゲンタロールからファルキサシンに変わり、そして今回はステロイド入りのものに変わりました。


(ありがたいことに、症状に合わせて、眼球の中に滲みていくもの、表面に効果があるもの、と先生が細かく考えてくださり、その都度合ったお薬を出してくださっています。)


これから、だんだん失明していくそうです。


こんなに小さな体で、立派に痛みに耐えて、それでも人に甘えてごろごろいいます。


自分がつらいのに。


猫はいつも、最期のときまで、こうですね。


えらいね。






食べられないのはあたりまえでした。


でも、今朝は、皆様から送って頂きましたチュールを手の甲につけて口元にもっていくとペロペロなめていました。

チュールと水くらいで、無理に食べさせるのはやめて、のんびりさせようと思います。




数日前は、自分から水を飲んでいました。




チョビ子のフォスターペアレントさんが送って下さった猫ベッドは、こうしてタンゴがお気に入りで使っていますよ。ラブラブ



チョビ子は抱いてもずっしり持ち重りがします。

まだきっと大丈夫です。自分で少しは食べられますので。

でも抗体価1600ですので覚悟しています。





そらくんは、コタツのなか。

よく食べてくれて安心ですが、皮膚が心配で受診させました。

免疫低下。



お薬が上手にのめるそらくん。

やさしくてのんびりの性格。


一郎とサンゴは写真も撮れないほどこんなに元気です。

じっとしているときはなく、給餌用シリンジを転がして遊び、いたずらばかりして私を困らせます。


あ~手が2本ほしい、

シリンジを取る手、口をふく手、

一郎とサンゴを押さえる手が!(笑)



かわいいやんちゃ坊主くんたち、ほんとうに輝いています。


まだ若くて遊び盛りですからね。




長い尻尾、立派でほれぼれ。



用足し中、失礼!





みんなの輝きを胸に刻んでおきたいです。



白血病、母子感染の場合は、2年は生きられないといいますから、覚悟をしながら、この子たちの今の輝きを絶対に忘れないように、ひとつひとつ心に焼き付けながら、お世話をさせてもらっています。


(頼りないかあちゃんでごめん!!)

(´Д`;)



              byおかめ