国民皆保険制度を考える 5 | ボヘミアンのブログ

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国民皆保険制度を考える 5


個々の国民がその収入に応じて負担する、つまり、一言で言えば「不公平の公平」の医療制度が日本でどうして成立し得たのか。それはよくわかりません。



ただ、1961年当時の日本は大部分の人たちは「貧乏人」で収入にさほどの差がなかったこと、金持ちはかなり少数者で、あるいは今の金持ちたちよりも気持ちが鷹揚でケチではなかったためかもしれません。


ある種の政治主導でこのような国民皆保険制度を導入した自民党の政治家たちが実際のところ、どのようなつもりでこのような制度を思い切って導入したのかもつまびらかではないのです。ただ、あるとき賀屋興宣氏が質問されて「罪滅ぼしだよ」と答えたのはなかなか意味が深いとは思います。