「人間は、脳の10%程度の機能しか使っていない」
これは、よく聞くことですよね。
では、脳が100%機能したらどうなるのか?
これを題材にした映画「LUCY」は、公開前から興味がありました。
で、先日 出張の合間に見てきたわけですが・・・・・
基本的に、僕がこの映画をみたかった視点は一つ。
脳が100%つかえる状態を、スカーレット・ヨハンソンがどう演じるのか?
だって、そうでしょ。
脳が覚醒した人って誰もいない訳です。
100%使えるとどうなるかも、仮説の話しでしかない。
もちろん、エイリアンにも誰にも会ったことないですよ。
でもね、大よそ創造はできるでしょ。
だって、なんとなく自分の頭の中でも映像化できるし、
こんな感情になるんだろうなってのも想像できる。
でもね、脳の覚醒ですよ。
自分の中の変化なんです。外的要因は関係ない。
10%から20%→→→→→100%まで
誰も見たことのない、誰も経験したことのないことを
どう演じるのか?
そして、それをみて どう感じるのか?
ということに、一番興味があった。
だから、アクションとかCGとか、物語のストーリーとかエンディングとか、
あまり関係なく、スカーレット・ヨハンソンの演技だけ。
もちろん、その演技はリュック・ベッソン監督と一緒に作り出したものだけに
余計に興味があったんです。
そして、僕が見た個人的な感想は・・・・・
スゴクよかった!面白かったです!
脳が覚醒していく中での、個人の感情の動き、行動の変化が手に取るように伝わってくる。
さすがです。
それともうひとつ、脳が覚醒するにつれて、人間性が失われていくのだそう。
ということは、脳が100%活用されない「不完全な部分」が「人間」というモノということ。
「不完全だから人間なんだよな」
ということも、同時に感じた映画でした。