半沢直樹で人気が爆発した作家の池井戸潤さん。

今日の旅のお供は、その池井戸潤さんの「ルーズヴェルトゲーム」です。



ルーズヴェルトゲーム


アメリカの大統領だったルーズヴェルトが野球が大好きで、
一番面白いのは、逆転を繰り返し8対7の点数差のゲームだといったことから、
逆転、逆転のハラハラドキドキのゲームをルーズヴェルトゲームと読んだことからのネーミングです。


小説の内容も「逆転」をキーワードに描かれている。


具体的な内容は伏せますが、
元銀行員、そして、元コンサルタントという肩書を持つ池井戸潤さん、
この小説も、その経験を存分に生かされているという感じでメチャクチャ面白い!


基本的には、企業スポーツ(アマチュア野球)を題材に描かれているのですが、
半分は野球の話しなのに、野球の小説という感じが全くしない。

企業も野球部も、とことんまで追い込まれ、その状態からの逆転劇ははじまる・・・・・



小説を読んで、僕なりのキーワードは「価値の再発見」です。


自分の会社のことって、分かっているようで分かっていないことも多い。

自分の会社を全てしているからと言って、価値を把握しているとは限らない。


実は、他者のほうが価値を理解していることだってあるんですね。


だからこそ、自分自身で価値を見直してみることも大切ですが、
客観的に周りの意見や、お客様の声も聞きながらバランスよく見直してみる。


そうすると、本当の価値が見えてくるんだよな。



そんなことを感じさせてくれた小説です。


面白いですから、ぜひ読んでみてくださいね!


あ、このルーズヴェルトゲームは、今週日曜日4月27日からテレビドラマでも放映されます。

僕も楽しみにしています♪