「いまペンを僕に売ってみてくれ」


オスカーを逃したディカプリオ主演の映画、ウルフ・オブ・ウォールストリートの中のセリフです。


映画の内容はさておき、

いきなりペンを渡されて、こう言われたらどうしますか?


ペンを売ってくれ


「このペンを、僕に売ってみてくれ」って。


「このペンは、すごく書き心地がいいんですよ」

「このペンは、どこにもない世界で唯一のペンです」

「キレイなペンでしょ♪私もとっても大好きなんですけど。よかったら譲りますよ・・・・」


と、こんな感じでしょうか?


ペンを売ってみてくれと言われて、ペンを売ろうとする。

その時、多くの場合は「ペンの説明」「ペンがいかに素晴らしいか」を語ろうとする。

売り手側が、ついうちとってしまう行動です。



でも、買い手側から見たら・・・・


「そんな、いきなりペンのこと言われてもね。。」


という感じですよね(汗)



なんで、いきなりペンのことを言っても買わないのか?


それは、、、

「ペンを必要と思っていないから」


そう、ペンの必要性がないので買わないのです。


だったら、

「いまペンを僕に売ってみてくれ」と言われたら、


その人からペンを取り上げて、

「名前を知りたいので、紙に書いて教えてほしい」と言ってみるのです。


これで、必要性が生まれる訳ですね。

そこで「ペンが必要だったら、お譲りしましょうか?」と。



これ、僕が考えたのではなく、映画の一場面であったやりとりを解説しただけです。



この映画を見て、改めて感じました。


いきなり売ろうと思っても売れない、大きな理由。

それは、「相手が必要性を感じていない」ということ。


置き換えてみると、いろんなことが思い浮かびます。


・お客さまは、その商品に必要性を感じているか?


・どんな時に、必要性が生まれるのか?


・必要と思ってもらうための問いかけとは?



そんなことを考えながら観ていた映画でした。


何考えてんだろ、僕(笑)