23日の日経MJにこんな記事が載っていた。

『キンドル発売、思惑交錯』


   松野恵介のブログ【コンサルタントの視点】-1124-1


内容は、アマゾンの電子書籍端末キンドルの店頭販売が始まって、
取り扱う店と、取り扱わない店が存在するというもの。


取り扱わない店は、キンドルを店頭で販売するというのは、
アマゾンの間口を広げているだけで量販店にはマイナスだとして、
アマゾンを競合相手として警戒しているという。



考え方によっちゃその通りですよね。


だって、アマゾンのほうが同じものが安く手に入る可能性があるから。



ただ、もしヤマダ電機やヨドバシカメラが販売しなくても、
欲しい人はどこかでキンドルを買うのは間違いないだろうから、

そんなことを考えても仕方ないのになって。


そんなコトを思いながら、全く別のことも考えていたんです。



「アマゾンの良さって、価格と品揃えじゃないよな」って。


アマゾンの一番すごいのは顧客データをしっかり整理してるところ。

お客様の気になっている商品や、次に買う可能性の高い商品を
的確にオススメできるというシステムが一番のウリです。



アマゾンが、当初このシステムに莫大なお金をかけて開発していた時、


「あんなにお金をかけて、どうするつもりなんだ」

「無駄金だ!もうアマゾンはダメだ!」


なんて言う人が山のようにいた。



でも、アマゾンは


「これからは、価格や品揃えだけでは不十分」だと考え、

「このシステムがお客様に喜ばれるはず」と信じて開発を続けたことで、

いまのポジションを築きあげたのです。



だからこそ、価格や品揃えだけが問題じゃないよって。


アマゾンをライバル視して、警戒して、どうしようかを考えるのか?

そんなコトしている時間があったら、

アマゾンとは違う土俵で、お客さんに何ができるかな?って考えたほうがいい。



誰に何ができるのか?


それは、どうしたらできるのか?



答えは一つじゃないし、

商売の答えは、お客様のほうを向いているからこそ見つかるのであって、

決してライバルを向いていて見つかるものじゃない。



価格や品揃えは当たり前とした時、


どんな付加価値がプラスできるのか。



「それぞれの個性」をどう身に付けていくか。

これが大切な時代だと強く感じるのです。







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