ガタカ Gattaca | SF半寝半観

SF半寝半観

ロングスリーパーのSF映画記録

※今回は前知識としてご覧ください(ネタバレなし)

お久しぶりです、、、更新忘れてたわけじゃないよ。
最近特に未成年の殺人が多い気がしますね。私の一番古い記憶で佐世保小6カッターナイフ事件。当時同い年くらいながら戦慄させられましたね。まったく関係ない私の学校でもカッター持ってる子達が先生に回収させられてたくらいでした。ここらへんから未成年の未成年の犯罪報道多くなったような。やっぱりパソコンとかスマホとか少なからず未成年の人間性に影響してるんでしょうか。


そんなわけで半寝半観2発目は人間性と可能性、ガタカ(1997)です。

字幕なしなんで雰囲気だけでも・・・



イーサン・ホークちょっとジェームズ・フランコに似てる。

評判以前に1997年!?って思ったのは私だけでしょうか。マトリックス(1999)より前につくられたっていうのにまずびっくり。2000年代っていうイメージを勝手にもってたんでね。まあ観たら案の定時代ちょっと感じました。

こっちのイメージ、



なんでジュード・ロウいないの?重要なのに・・・
いれてほしかったな。


監督さんはアンドリュー・ニコル
見てるうちに「タイム(2011)にそっくりじゃん」と思って調べたら監督さん一緒でした。SFとドラマを融合させるの好きなんでしょう(決めつけ)。

でかいカテゴリーはSFなんでしょうが、ドラマ色、ヒューマン要素がかなり強い作品になってました。後味がSF味じゃなくてドラマ味のほうが強く残る感じ。でもふたつとも喧嘩し合わずいいぐらいに溶け合ってましたね。こういうSFもたまにはいいもんです。
タイム(2011)はあれですかね、ガタカを現代のCG技術でやりたかったんでしょうか。なんせ似てる。

とりあえずあらすじ

出生前の遺伝子操作により、生まれながらに優れた知能と体力と外見を持った「適正者」と、「欠陥」のある遺伝子を持ちうる自然出産により産まれた「不適正者」との間で厳格な社会的差別がある近未来。

「不適正者」として産まれた主人公ヴィンセントは、子供の頃から「適正者」のみに資格が与えられている宇宙飛行士になることを夢見ていた。ヴィンセントはDNAブローカーの仲介で、事故により脚の自由を失った元水泳金メダル候補の「適正者」ジェローム・モローの生体ID(血液や指紋など)を買い取り、生体偽装によりジェロームになりすまし、宇宙局「ガタカ」の局員となる。努力の結果ついにヴィンセントは念願のタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれるが、出発間近に上司が何者かに殺された事件現場で「不適正者」ヴィンセントのまつ毛が発見されたことから正体発覚の危機が訪れる。

引用元 wikipedia「ガタカ」より

というお話。

実はこの話の実現は絵空事でもなく、アメリカの遺伝子解析サービス会社が「デザイナーベビー」として産める手法の特許も既に認められてます。それでも実現には遠いですけどね。宗教色強いヨーロッパとか大変なことになりそうです。

主人公はイーサン・ホーク演じるヴィンセントですが、後にキーマンとなるジュード・ロウ演じるモローもピースとしてかなりでかい。ジュード・ロウはダブル主演というか主役じゃなくて主役「級」くらいの立ち位置だと良さが際立っているような気がします。

宇宙での話かと思えば、宇宙に行くまでという結構身近な話。テクノロジーに満たされすぎて感覚が麻痺して差別も当たり前という恐ろしいディストピアになってしまった地球。でも簡単に想像できるぞ・・・。

人間性が科学に勝てるのかという涙ぐましいお話です。

興味があればぜひ。


(初めて知ったんですけどユマ・サーマンって海外だとウマ・サーマンって発音なんですね。)