介護生活 36 | お気楽極楽月末地獄 ~酒と芝居と時々旅行~

お気楽極楽月末地獄 ~酒と芝居と時々旅行~

お気楽CAOのお気楽な日々♪

大変な事があった翌日。
まだ雨が降っていた。

いつもの時間に病室に入ると、父は目を開けている。
あれ?なんか元気そう?

頭には枕じゃなくてバスタオルが折って当ててあるけど、それ以外変わった様子もなし。
ただ、酸素の流量は2リットルのまま。
それで元気なのかな。

おはようと声をかけたら瞬きパチン。
あら意識もありそう。

熱もなさそうだ。

この日は週に2回のお風呂の日。
入れるかどうかでまた迷う。

看護師さん達と相談して、お父さんに決めてもらおうと。
しっかり目を開けてるから、
「お風呂入りたい?」
パチン
今度は看護師さんが聞く。
「お風呂入りますか?」
パチン

わかった。入ろう。
これで具合が悪くなっても本望だよね。

しっかり覚醒しているのであれば、楽しめるはずだから。
前の日に弟も、食べる事の次に好きな事なんだから入れてやれよと言っていたし。

上がって来るまで心配だったし、部屋のラジオからプリプリの『パパ』とかかかるし、泣けてしかたなかったけど。
戻って来た時、大変ご機嫌なご様子で。
気持ちよかったらしい。
毎回綱渡りだけど、入れてよかったね。
 
母は入れない方がいいと言ってたので、
父に、「お母さん入ったらあかんて言うてたから、絶対言うたらあかんよ、内緒にしとってな」と言うと、面白かったのか目尻が下がって笑っている。
お母さん、怖いからな、めっちゃ怒られるからな、と言うとさらにニコニコ。こう言う表情は、多分家族にしかわからないよね。なんか、お風呂決行したおかげで、うれしいおまけももらった感じがする。

そして、酸素の流量2リットルの威力は風呂上がりに発揮された。
いつもなら風呂上がり、消耗して酸素飽和度は一気に85位まで落ちて、その後2時間くらいかけてじわじわ95辺りまで戻して来るんだけど、
この日はまったく下がらず。
98あったのが95位までは下がったけど、全然下がったうちに入らない。
さすが4倍!

お風呂上がりに口腔ケアとアイス綿棒してもらい、その後、OTさんのケアで全身ケアしてもらい、胸に溜まった痰も喉元まで上げてもらって、楽〜に吸引。

ご機嫌に、覚醒して夕方まで乗り切る。
夕方酸素の流量を1リットルに落としても変化なし。
手足が少し冷たくなっているのが心配ですが、
そう言えば先週お風呂の後もこうなってたかも。
とにかく呼吸は安定してます!

この日は、いつもの朝ドラ再放送をお昼に見てた時、お父さんと娘の話で、つい泣いてしまったんだけど、同じところで父も涙が出てた。
話がわかったのか、私が泣いてるからなのか。
私が泣いてしまったのは、
「お父さんとお母さんいつまでもお前のお父さんとお母さんなんだから、つらかったらいつでも戻って来ていいんだぞ」という感じのセリフ。
これは今の私にはキツイです。。。
でも、母には申し訳ないけど、父とのこんな時間を過ごせるのは幸せです。