こんばんは。
今回は「きゃにの就活日記」として、前編から中編まで駆け抜けてきた就活がようやく完結します。
前編と中編を先に読んでいただけると幸いです。
個人的な感情やら見方がある部分もありますが、あくまで一個人の感想としてとらえていただけると幸いです。
鉄道会社を目指す私は、説明会に行ったりES出したりして、なんとか選考が進み始めたところでコロナで採用活動が大失速。
段々と選考がオンラインや密を避けて再開されていき、第二志望の御社にはWebSPIでお祈りされてしまいましたが、なんと第一志望の御社のWeb面接にたどり着いたところまで紹介しましたね。ここまででざっと4月5月くらいのことです。
後編では6月から7月、そして8月初旬にかけてくらいの時期と、鉄道会社に就職するために必要なことなんかを紹介していきたいと思います。
前編・中編よりも大分長いですが、よろしければお付き合いください。
3.後編
①選考ラッシュがやってきた
緊急事態宣言の解除に伴い、各社一斉に選考が再開されます。そうすると、単純に考えてそもそも5月後半や6月に選考を進めるつもりだった会社は時期通りに進めて、と緊急事態宣言前後に選考を進める会社は解除を待ってたわけですから、時期が重なると受け取ることもできます。私自身5月末から6月前半は平均して2日に1回のペースで選考や健康診断にあちこちへ行ったり、オンライン面接で自宅に居ながらもスーツ着てたりと忙しい日々を過ごしていました。
6月に入ると、いよいよ最終面接の予定も入り始めます。鉄道ではなく、第二志望の業界でしたがそこで内々定が取れればそこそこ安定していて名も知れた企業だったので、さらにもう一安心して鉄道の選考に専念できることになります。試験はその会社の本社だったので、電車で向かうわけですがどことなく緊張しています。というのも、直接顔を合わせての面接は2回目だったのです。1回目はその会社の1次面接でしたし、その次でもう最終面接、「これを通れば内々定」という考えが頭をぐるぐる…。緊張してガッチガチのまま面接が始まったのでした。
もう序盤は特にひどくて、志望動機をまともに話せてた自信がありません。なんかおんなじことを2回言ったような気もしますし…。
そうして、はじめてのおつかい、じゃなくて最終面接は幕を閉じました。
「やべえ、こりゃ落ちた…。」の一心でした。
ついに鉄道会社の面接の予定が入ったり、2度目のWeb面接の予定が入ったり、選考進んでうれしい一方で、ちゃんとお祈りも届き始めるのでした。
②お祈り
選考が進む企業がある一方、もちろん不採用となってお祈りメールが届く企業も出てきます。
どんな内容かな?と気になる方は、お祈りメール、と検索掛けるとでてくると思います。
さて、先日第二志望の御社からはお祈りが来て、第一志望の御社が2次面接を受けて感触が微妙で連絡を待ってる…って話をしました。
さてどうなったか。
「サイレントお祈り」をキメられちゃいました。みん就みてたら、周りに連絡行って次の案内がされてる一方で自分には音沙汰なしでした。
もしかすると保留組か補欠組かな?と思って1週間くらい待ってみましたが、結局来なかったのでサイレントお祈りでした。
「サイレントなんてふざけるな!連絡くらいくれてもいいじゃないか!」って思うかもしれませんが、就活において就活生に人権なんて概念は存在しません。会社側の独壇場です。特に"学生を選べることのできる企業にとっては"、会社のスケジュールに合わせてくれない学生は切り捨てて合わせてくれる(=入社意欲が強い)人を選考に残したほうが色々好都合なわけです。落とす人(今後関わりのない人)にわざわざお祈りメールを送らなくても、連絡ない=落ちたと考えるのはまあ自然です。そもそも第一志望のところはサイレントお祈りで有名な会社でしたし、「そんなもんか」というのが自分の思ったところです。
よくありがちな案内として「合否に限らず○月△日までに連絡します」とか、「選考が進んだ方のみ連絡します(ここで落ちたらサイレント予告)」とかがあります。これならまだいいですが、本当にタチの悪いお祈りをかましてきた某社を紹介します。
その某社はオンライン面接を受けたのですが、中々の圧迫面接でした。圧迫で有名とは聞いていたので何とかなった感があります。その際に「合否にかかわらず△日までに連絡します」と伝えられ、結果を待っていました。
さて、その△日の夜になっても連絡も何もありません。「なんだサイレントお祈りかよ~~~まあいいか~~~」
…ここまでは良かったのです。
なんと後日お祈りメールが届きました。さすがに腹が立ちました。
まあ不思議でもなんでもなくて、窓口でしか買えないきっぷを頼んだら突っ返されたこともあり、結局機械いじってもらったら買えたなんてこともあります。ええ、その会社は先述の駅業務専門の会社です。
「圧迫面接する給料安い会社とは縁がないので、給料のいい鉄道会社本体の採用に専念しろってことかなあ」と思って早々に頭の整理をして切り替えました。
駅業務を子会社に委託しているところは働くという意味ではあまりお勧めできません。委託化や簡素化は今後も進むんでしょうけど…。
…ここで、第一志望も第二志望も不採用になってしまった私、どうするんでしょう…。
③方針転換
第一と第二志望に不採用となった私は、ここで整理をします。選考が進んでいる中で改めて考えなおし、志望順位を定めなおしました。
ただイメージや会社名でだけでなく、給与面だったり待遇面だったり勤務体系だったり、いろいろ踏まえて組みなおしました。
大分頭の中はスッキリし、モヤモヤはほぼ飛んでいきました。
今振り返ると、この方針転換が良かったのかもしれません。
いつまでもなよなよして「第一志望でも第二志望でもないけど…。」という心持ちで挑んでいたら、それが伝わって不採用…なんてこともあったかもしれません。
落ちたら悔しいけど、整理して気分転換をして再出発!!が大切だと思いました。
その後、大半の面接や選考で企業側からお祈りメールは一切なく、すべての選考が次へ進みました。
④鉄道会社へ入社するために必要なこと その1
さて、この頃になると健康診断や適性検査の案内が来始めました。
まずは健康診断から。
鉄道は多くのお客様の命や財産を乗せているわけです。その命を預かる係員が病気であったり、体が不自由であったり、たとえ一つでも安全確保のために必要な基準を満たしていなかったら、その鉄道に乗りたいですか?
鉄道係員、特に運転業務(運転士・車掌はもちろん、駅員を含む)にかかわる係員の基準については法令で厳しく定められています。
もちろん入社するにあたってもこれらの基準に引っかからないかの検査があります。
一般的に必要以上の身体検査を入社選考において実施することはよろしくない、とされていますが、人命を預かる以上はどうしても必要なので各社入社時には検査を行う会社が大半です。
まず、視力。矯正視力で構いませんが、基準があります。過去にはメガネなどの屈折角(度数)の制限もあり、基準も現在よりも厳格でしたが、信号機が電球式からLEDのものの導入が進み視認性が向上したなどの理由で、基準は緩くなりました。矯正で一定の視力が必要です。
次に、立体視。立体的に認識できるかの検査で、検査ボードのに4つの円が描かれていて、どれが浮き出て見えるかを上下左右から選ぶものです。引っかかると受からないといわれています。
さらに、視野です。視野が狭いとこれまた引っかかって受かりません。機械を使用して、動く棒?みたいなのが表示されたらスイッチを押す、のもあれば、医者が持っている棒の先端が見えるか見えないか答えるみたいな形式の検査もあります。
さらに、色覚です。これ、実は引っかかる人が多いんです。
特に男性では20人から30人に1人の割合で、非常に軽微で日常生活には支障がなく気が付かずに大人になることも少なくない色盲があるのです。黄緑と緑、オレンジと赤など、似た色を判別するのが難しいようです。その色盲を矯正するメガネ等もあるようですが、これも運転業務に関わる係員は色覚に異常がないことも条件になっていますので、引っかかるとこれまた通りません。
次に聴力です。5メートル以上離れた距離でささやく程度の音を聴きとることができる、ほどとされています。学校の聴力検査みたいな感じで、聞こえたらスイッチを押すみたいな感じです。
但し、基準に引っかかるまたは怪しい場合でも、軽微な場合には選考が進む可能性もゼロではありません。
色覚が軽微ながら引っかかってしまったものの、乗務員にはなれないが駅員として活躍されている方の話を耳にしたこともあります。
⑤鉄道会社へ入社するために必要なこと その2
身体検査などを先ほど挙げましたが、次は適性検査です。
みなさんは「クレペリン検査」ってご存知でしょうか?除菌するクレベリンではないです。鉄道関係にお詳しい方や受けたことのある方は「ウゲ!」…と思う方もいると思います。
ひたすら1桁の数字の足し算をする…という超単純な検査です。答えが2桁になる場合は、1の位(下一桁)を記入します。
検査用紙には前半・後半それぞれ17行数字が並んでいて、1行各1分でできる限り計算して、1分経つと次の行、また1分経つと次の行…と15分繰り返します。(2行は予備です)5分間の休憩をはさんで、また同じことをやります。
例を置いておきます
問題→ 8 2 5 1 7 4・・・・・
回答→ 0 7 6 8 1 ・・・・・
こんな感じです。いざやってみると、これがまた頭の様子がおかしくなってきます。
ひたすらやるわけですが、これまた「ただ単に量がこなせればいい」というわけでもありません。
要約すると、1.量と2.内容と3."曲線"が大切です。ひとつづつ紐解きます。
1.量はその通り、どのくらい計算できたか、です。量による判定がDCBAとA○があります。
前半で40・後半で45個でA判定、それぞれ55個・65個できるとA○判定です。最低50は確保したいところですね。
目安として、まずは用紙の半分を目指すといいと思います。そうすると60個ぐらいになります。
私は前半で65回くらい、後半は75回くらいはできました。調子いい時はそれぞれ1割から2割弱くらい多くできました。
2.内容は、計算の精度です。どんなにたくさんできても、間違いだらけではまずいです。
同じ行内で間違えが連発することや、明らかに間違いだらけ…は避けましょう、多少量が減っても正確に進めたほうがいいんじゃないかなと個人的には思います。前後半それぞれ終わりが近くになって数個程度なら許容範囲内とか言われることもあります。
3."曲線"は、各行のできた先端を線で結んだものです。平均的ならいい、ってわけでもないのがクレペリン検査の難しいところです。
悪い例を挙げると、全部均等、一か所だけ突出、一か所だけへこんでる、見るからにガタガタで行による差が激しい…などです。
いわゆる「理想曲線」と言われてるものは、前半はU字型、後半は1行目がめっちゃできて、波はありつつも徐々に減少傾向…とか言われますが、複雑で様々な要素が絡んでくる以上これがいい、というような決定的なものはないかなあ、と思います。
みっつほど言えるのは「始まったら曲線とかの雑念は捨てて必死に計算しましょう」というのと「何回か練習して慣れておきましょう」そして「予備の鉛筆は多めに用意しましょう」です。
わざと曲線を意識したり、調整したりすると逆効果かなと感じましたし、練習何回かしたら初回と比べて10個くらいは増えて量の判定も安定してA○で落ち着くようになりました。あとは、適性検査の案内時に「クレペリン検査」って明示するところと「持ち物:鉛筆数本or鉛筆2~3本」とだけ案内される場合があります。鉄道会社受けてて「鉛筆数本=クレペリン検査」は成立しますので、心して試験会場へ行きましょう。
鉛筆は多めに…と言いましたが、私の場合は必死にやってるとふとしたタイミングで鉛筆やら折れた芯が宙を舞いました。速攻で新しものに持ち替えて再開です。予備を多めに持っていて命拾いしたことが2回くらいありました。用紙を動かすタイミングで落としてしまったこともありました。結局私は常に鉛筆を7本くらい持ち歩いてました。この場合、大は小を兼ねます。
クレペリン検査は選考において本当に大切な適性検査です、準備は入念に行いましょう。
最後に、前日は早めに寝ましょう。これは本当に響きます。
これは余談ですが、クレペリン検査が同じ日に2社午前と午後に被って、さらにその後楽器吹く日がありました。
頭ガンギマリでした。やらないほうがいいです。マジでお勧めしません。
が、とっても頭の中お花畑なので楽しかったです。その夜飲んだお酒がなおさらおいしく感じました。
酔っ払って帰宅して、速攻で床になりました。まる。
⑥面接
さて、選考も後半になってくると面接が入ってきます。
私の場合は6月が面接ラッシュでした。手帳には10回の面接予定が書き込まれてます。面接だけではなく、クレペリン検査やらなんやらもあるわけなのでとにかく大忙しでした。
面接といっても、変な質問してくる会社もありますが特に1次面接あたりの基本軸はESの深堀りが多いです。ESの深掘りは2次3次や最終でもやることはあります。面接の前に必ずESを見直しておくといいと思います。
・志望動機 ・ガクチカ ・自己PR(自己紹介) ・長所と短所 ・入社後の意気込みや目標
この辺はどこの会社でも頻出です。
さて、ここで鉄道会社に現業職で入社すると何をするのか、ちょっと整理しましょう。
駅 ・改集札・出札(きっぷの発売)・ホーム(旗やライトを持ってドアを閉める合図や出発合図を出す)・案内や事務対応・収入金や駅務機器(改札機や券売機)の管理など
車掌 ・ドアの開閉・車内改札(検札やきっぷの発売)や巡回・空調やその他車内の管理など
運転士 ・運転・出庫時や入庫時の車両点検など
主にこの3つ(他にもいろいろな立場の仕事がありますが、あまり知られていないのでここでは省略します)なのですが、大体どこの会社でも同じ仕事をします。使ってる機械が違ったり車両が違ったり、車内できっぷの発売や乗り越し精算をしてるかしてないか…くらいの差なのです。
つまり何が言いたいのかというと「それってうちじゃなくても、他社でできるんじゃない?うちである必要はある?」と突っ込まれることがあります。なので、「どうして御社なのか」「他社とどう違って、どんな部分で自分を活かせるか」を自分の口で明確に説明できないと、突っ込まれたら最後です。
ちゃんと説明するのに必要なのが「業界研究」になってきます。
駅名と優等列車の停車駅全部丸暗記…とかではなくて、受けてる会社の沿線はどこなのか、どこからどこを結んでいるのか(どこと直通してるのか)、沿線の観光地はどこか、他社と違う特徴は何か、などなど…。
会社案内はちゃんと読み込んでおくといいと思います。採用ページや会社案内のページも見ておくといいと思います。
志望動機なんかでは「なぜ鉄道なのか」「なぜ御社なのか」「(御社を受けるにあたって)なぜ自分なのか」に加えて、「入社後どうなりたいか」を織り交ぜてました。
また、「自分がどんな人間か」を説明できる必要があります。
自分が普段どういう考え方をしているのか、どんな性格か…などですね。
例えば、明るい性格ですとか、継続して物事を続けられるとか、冷静に物事を見られますとか、に加えて「なぜそうなのか」という理由も必要です。私の場合はエピソードや経験を交えて、「どれこれこういうこともあったけど、周りと協力してどんな方法で解決しました」とか「色々迷いましたが、原点に立ち返ってどう判断しました」とか、できるだけ説得力のあるように話しました。
趣味や特技のことでも話が深くなることもあります。
「○○君は鉄道が好きなようですが、撮り鉄とか乗り鉄とかで表すと何鉄なんですか?」ってすごい聞かれました。「ダイヤ見たりきっぷの収集や旅客営業規則が好きです」って答えるとびっくりされることもありました。そりゃ「使いもしない入場券を収集目的に購入する」なんて集めてる人以外からしたら「なにしてんだ?」ってなります。実は印字方法の違いや機械が違って…と説明してました。他にも長距離のきっぷを東京都区内発ではなく「新宿」のように単駅指定にする方法とか…。
この場合、「一歩間違えれば厄介オタク」になりかねませんが…。この辺の話題は「どう違うんですか?」とか「聞かれたら答える」に徹していました。
どんな趣味や特技でも、具体的にしっかり説明できた方がいいのはどこの企業でも同じです。
楽器のこともすごい聞かれました。それこそ「音を合わせるのってどうやるんですか?」っていう、どこから説明しようか迷う質問もありましたが「色々な要素がありますが、例えば音のタイミングを合わせるには…」とかある程度絞って答えることが必要なこともあります。「吹奏楽とブラスバンドの違いは何ですか?」とか、「吹奏楽とオーケストラの違いは何ですか?」なんて質問もありました。
マイナス?な質問も中にはあります。
「最近理不尽に感じた出来事は?」「失敗談や挫折経験は?」
これらの質問は出来事+自分が学んだことや今後どうするかを合わせて話せるといいかなと思います。
例えば「これこれどんなことがあって理不尽だと感じましたが、決められているやり方に則って対処しました。」とか、「どんな失敗をして、その原因には何々があると分かったので、今後は無いようにどんな対策をしました。」とか。
大切なのはそれでもって何を学べたのか、どう成長できたのか、だと思います。
入社後どうしたいのか?
これ、とても大切です。ただ入りたい、だけでは通るわけないのです。
私の場合は要約すると「色々な仕事をしてたくさん経験を積んで運行の管理や現場の管理を任せられたい」って感じに答えてました。駅・車掌・運転士は一通りやって経験重ねたい、ってことです。
なんとか鉄道会社の面接にまでたどり着いた私は、あとちょっと…!とひと踏ん張り!と感じるとともに、面接まで来れたのだから希望が少し見えてきたんじゃないか?と思えるようになりました。
⑦最終面接
ついに鉄道会社の最終面接にたどり着きました。素直にうれしかったです。
案内が来て、喜ぶ前にまず予約入れました。内定取れるまで安心こそできませんが、最終面接に進めたことは大きな進歩です。
ここまでくると、自分の出来はもちろんながら回りと比べてどうか?という話にもなってきます。もし自分の出来がよくても周りが優秀な人揃いだと不採用になることもあるでしょうし、逆に自分の出来がそれほどではなくても周りがあんまりだと採用になるかもしれません。最終まで来ると正直運もあります。
やっとこさ鉄道会社の最終面接にまでたどり着いた私は、普段よりもしっか面接の準備をしました。
そんな中、第2志望業界の内々定が出ました。鉄道ではありませんが、比較的安定した業界だったのでひと安心しました。
ほぼ同じタイミングに、鉄道会社の最終面接の案内が立て続けに4社ほど来ました。びっくりでしたね。
さて、某社最終面接当日。面接会場へ向かう自分はどことなく落ち着きがなかった気がします。
家を出てからというものの、ずっとAqoursの曲やサントラを聴いて気持ちを高めてました。ブラメロやらみら僕やらAtpやら未熟やら…最寄駅着く前にDETARMINATIONからのMIRAI TICKETだったはずです。
最終面接の部屋の扉を開けるときは、まるで高海千歌ちゃんになった気分でした。
ESの深掘りだったり、入社後どうしたいだったり、頑張ってきたことだったり、前回の面接よりもさらに掘り下げたような形でした。
なんだか半分くらいはちょっと攻めた感じの質問やらなんやらでしたが、半分くらいは楽器の話とかバイトの話とかとても和やかだったと記憶してます。なんなら「これ最終面接なのかなあ…」と一瞬感じたくらいには和やかでした。
面接は終わり…
その場で内々定が出ました。
鉄道会社で働く…という夢が現実になった瞬間でした。
本当にうれしかったです。
さて、鉄道会社の内々定をもらったものの、あと3社最終の予定が入っていました。
その場で2社は進めて、1社は辞退を決めました。辞退した1社は自分で自分に踏ん切りつける、みたいな一面もありました。
帰り道に何人かへ連絡を済ませました。
自宅に帰ると、まずじいちゃんとばあちゃんに内々定を伝えました。(あえて祖父母と言わずにじいちゃんばあいちゃんと表現してます。)
じいちゃんにはどうしても鉄道会社の内定を直接伝えたかったのです。私はじいちゃんの初孫で、小さいころから今は無き交通博物館や鉄道博物館に連れて行ってもらったり、東京タワーに行ったり、わざわざ新幹線に乗りたい私のために東京から新横浜までのぞみに乗せてくれたり…。いろいろなところに連れて行ってもらっていました。
それに、相当前に録画した古いVHSビデオ(ビデオテープ)の「鉄道員」(ぽっぽや)があり、幼いころは祖父母に家に行く度に「ぽー!みる!!」といって幼稚園生の頃なんかは見ていたようです。最近になって改めて見ると感じるものがたくさんあります。いつもじいちゃんがビデオをセットして流してくれてました。
作中の主人公、高倉健さん演じる「佐藤乙松」幌舞駅長に憧れていたところもあるんだと思います。
1列車から数人しか乗降がなくても、どんなに吹雪の日でも、旗持って笛吹いて信号切り替えて、ホームで列車が来る何分も前から待機しているのです。私が鉄道会社を目指した本質は、「鉄道員(ぽっぽや)になること」がどこかあるんだと思います。
そんなじいちゃんに鉄道会社の、というよりは鉄道員の内定を伝えた瞬間すごい喜んでいるのが伝わってきました。
伝えられて本当に良かったです。
翌早朝、ばあちゃんが大きな声で私を呼んでいるのに気が付き目を覚まして起きると、じいちゃんはもう出発した後でした。
祖父は肺がんで、何か所も転移して肺に水が溜まりかけている段階でした。自宅で過ごすと決めていたこともあり、6月は実家から祖父母の家に戻ると選考とオンライン授業を進めつつ、時には祖母と一緒に祖父の車いすを押したり寝がえりをうったりする手伝いをしていました。
先は長くはないと医者に伝えられていたこともあり、なんとか鉄道会社の内定を取ったことを伝えたかったのです。
出発する前日に内定を伝えられたのは本当に良かったと、そう感じてます。
⑧最後の面接
祖父の葬儀も終わり、一息ついたところに最後の面接の案内が届きました。
方針転換して以降ずっと第一志望としていた会社だっただけに、うれしかったです。
当日までだいぶ日が空いていたこともあり、私の就活は終わりかけでした。
数日前から準備をして、準備は万端。受かれば第一志望、落ちれば第二志望。
どちらになっても大手企業ですし、「変に辞退せず第一志望なら最後まで駆け抜けよう!!!」
という想いで、当日を迎えました。選考でスーツを着るのは泣いても笑っても最後です。
最後の面接、思ったことはちゃんと口にできて考えも伝わったと思います。
結構長い時間かけた面接で、30分から40分くらい面接の部屋にいた記憶があります。
「最後までやり切った!!!」と心の底から思える最終選考になりました。
あとは結果を待つのみでした。
結果の連絡が開始される日、みん就みてるとどうやら電話が鳴り始めているようでした。
私の電話は鳴りませんでした。
翌日
なかなか鳴りません。もしかしたら補欠かな?と思い始めました。
その翌日
この日もなりません。どうやらちょこっとは連絡行ってるようでした。
また翌日も、そのまた翌日も、電話は来ないまま週末を迎えました。
祖父の49日法要と納骨が済み、まだ家にじいちゃんがいる間には伝えられず。
その後、ようやくお祈りメールが届きました。
ようやく私の就活が幕を閉じました。
これもまたご縁なのか、じいちゃんに伝えた内定先に入社することになりました。
なんと半年もかかりました。
ことしの就活組は周りを見ていてもみんな苦労しているようでした。
納得いく形で終われてよかったです。
お祈りメール貰った身なのにどこかすっきりしているのは、果てしない就活でも一歩一歩諦めなければ夢は逃げないってことだったのかなあと感じています。
⑨さいごに
「鉄道会社で働きたい!」という憧れからはじまった私の就職活動は、納得のいく形で無事に鉄道会社の内定を頂いて終わることができました。春からは見たことない夢の軌道追いかけていきます。
たくさんの方に相談に乗ってもらったり、話聞いてもらったり、応援していただいていました。
改めて感謝です。ほんとうにありがとうございました。
これから就職活動に挑むみなさんに少しでも参考のひとつとして自分の就職活動日記が役に立てば幸いです。
就活最中に色々しんどいこともあるかもしれません。
あきらめないことが夢への手がかりです。
休んでも止まらないでくださいね。明けない夜はないです。
適度に気分転換して次へ進めたり、時には方針転換が必要だったりすることもあるかと思います。
頼れる人に頼って、愚痴を吐くだけでも根本的な解決には至らずとも、言葉にして吐き出すと一時だけでも楽になることや頭整理できることもあります。
末筆ながら、選考の前後をはじめとして就職活動中はずっと「ラブライブ!」と「音楽」と「鉄道」がいつもそばにありました。
好きなことを極めたら、それが仕事に結びつくこともあるようです。
鉄道オタクでも、鉄道会社に就職できます
大輪の花が咲きました
きゃに