其の壱:娘の中学の保健だよりから
「朝食をしっかり食べて心と体を作ろう」

其の弐:娘の中学の学年だよりから
「部活動は、友人に誘われたからなどという理由ではなく、自分が本当に何をしたいのかよく考えて決めましょう。」





うちの娘、今だに毎朝えずいてます。

ネコ「いつなんどき何で怒られるかわからない。」

という厳しい先生方にびびっていた時期は乗り越えましたが(さすがに慣れた)

少しでも心懸かりなことがあると、朝ごはんが喉を通りません。

せめて味噌汁くらいと母は願うのに

ネコ「気持ち悪くなる。味噌の匂いがダメ。」(妊婦かーいっ!)

せいぜいごはんを一口、またはゼリーをひとくちふたくち。

ネコ「ごはん見ただけでダメなときもある。」

やっとの思いで飲み込んでも、トイレに駆け込んだりして(だから、妊婦かっ!)。

平均して一日おきくらいのペースで、胃袋が空っぽのまま登校しています。

そんな状態ではまともに頭が働かないでしょうし、体も心配です。


また、人見知りが激しい娘は

親しい人がいない集団の中では極度に緊張し、膨大なエネルギーを浪費します。

これまでの人生で、娘が何か習い事などを始めたいと言い出した時はすべて

友達に誘われてのことでした。


そして今回もやはり、部活は仲良しの子に誘ってもらった所に決めました。

筋肉痛や関節痛マメなどに悩まされていますが、今のところ続いているし

きっかけは何であれ、一所懸命やってくれれば、まあいいか。

何をするかも大切だけど、誰とするかも大切。

…ダメっすか。


幸いなことに娘は、人間関係にかなり恵まれています。

いつだったか、吐き気をこらえて登校していた途上で友達に遭遇して

おしゃべりしながら歩くうちに、回復したそうです。

よかったなあ。

あいつの顔を見たらよけいに気分が悪くなった、じゃなくて。

本当に、恵まれてるなあ。

決して愛想の良いタイプではない娘に対して

仲良くしてくれる子がいることじたい、ありがたいことです。


食事が喉を通らないのも、朝だけの話で

晩ごはんは人並み以上に食べてます。


もちろん、先生方にも感謝しています。

厳しくされるほうも辛いけど、厳しくする側はもっと大変だから。


うん、心配するより感謝しよう。


かくして、健全な成長は続くのであります。


illustrated by AkihisaSawada