人ごみを歩いていると時々、大きく手を振って歩く人に遭遇します。

周りの人にビシバシと手が当たっているのに、お構いなし。

しかも、そういう人にかぎって、歩くのが遅い!

遅いので、人ごみの中に滞在する時間も長く

人の流れにも乗れず、より多くの人と衝突しています。


大きくブンブン手を振ることで生じたはずの推進力は

なぜ、下半身に伝わらないのだろう?

その推進力はいったいどこに消えているのだろう?


作用反作用とか慣性の法則とか

そういったものが全く通用しない不思議な空間が

世の中には局所的に存在するのかもしれません。


いかん!また妄想が…

illustrated by AkihisaSawada