先月、とある駐輪場で、自転車安全運転について、案内のチラシが配られていました。

4月からは、自転車走行中のヘッドホン使用が禁止になる、という案内とともに

自転車安全五原則の書かれたものもいただきました。

年配のおじさまが、駐輪場に出入りする人ひとりひとりに案内を手渡し

「安全運転でどうぞ」と声をかけていました。

ありがたいことです。

こうして丁寧な活動をしてくださる方々のおかげで

一般庶民の間に条例が浸透していくのだと思います。


せっかくですので、ママチャリ派の私、安全のためにおさらいしたいと思います。

併せて、日頃自転車に乗っていて思うことを

我が身の反省も含め、整理して書いてみます。

という、私の私による私のための内容ですが

ご用とお急ぎでない方は、しばしおつきあいくださいませ。

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其の壱 車道が原則、歩道が例外

其の弐 左側を通行

其の参 歩道では歩行者優先、自転車は車道寄りを徐行

其の四 安全ルールを守る

飲酒運転禁止

二人乗り禁止

並進禁止

夜間はライト点灯

信号を守る

一時停止と安全確認

其の五 子どもはヘルメットを着用

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以上、当たり前田のクラッカーな内容ばかりですが

正直、私にとってはアイタタタなものもあります。

まず、其の壱。

「原則」のひとことに、ちょっと救われはしますが

もしも其の壱を厳密に守ろうとしたら、かなり辛いです。

車道を走っていると、すぐ横をかすめるようにして疾走していく車が多いので。

良心的な車もいますが、自転車のせいで対向車とすれ違うことができず

なかりの距離をノロノロ運転する羽目になります。

そういう車に、後ろからノロノロ来られると

「ごめんねごめんね~」と、申し訳ない気持ち(本当)になります。

「自転車は、おとなしく歩道を走っていればいいのに。」

と思っているドライバーの方は、たくさんいるのではないかしら。

それとも私の被害妄想でしょうか。


そんなこともあって、なるべく車通りの少ない裏道を通るようにして

道幅が狭く交通量の多い道では

歩行者様を脅かさないように注意しつつ、できるかぎり歩道を走る

というのが、私の現状です。


そして実は、其の弐も、守らないことがあります。

道の片側にしか歩道が無い所では

「行きは左側通行で帰りは右側通行」になったりします。

昨日は真面目に、歩道の無い左側を走行していたら

横道から出てきた車にはねられそうになりました。

停止線で停まらない車、本当に多いです。

自転車で車道を走るときは、なるべく端っこを通るので

横道から出てくる車に見つけてもらいにくく

そのぶん危険が増します。


それから、安全に横断できる所は限られていますから

その前後数十mは右側通行になることもあります。

危ない場所で無理をして渡るよりは

数十mを右側通行してから、しかるべきポイントで渡るほうが安全だと思うので。


こうして我が身を振り返ってみると

厳密に取り締まられたら、私は真っ先にタイホされるクチです。

嗚呼今日も「例外」の歩道を走っている(>_<)

嗚呼今日も、ここで渡らないと危ないから渡るけど、その先は右側通行(>_<)

などなど、負い目を感じながら

また、時には命の危険にさらされながら

明日もきっと、私はママチャリを転がすのです。



もしもタイホされるんだったら

宇宙警察のポヨンちゃんみたいな婦警さんでお願いします(o^-')b

illustrated by AkihisaSawada