流行に疎い我が家も、今年はきっちり流行に乗り

27日に娘が、30日に夫が、インフルエンザを発症し

一時期我が家は、毎日が日曜日状態でした。

ひと一倍元気なくせに、学級閉鎖の恩恵を受けて、自宅待機の娘ネコ

その娘からウィルスを貰った、仲良しの父ブタネコ

マスクを買って来てカゼ

ミカンが食べたいオレンジ

チョコフォンデュセットの賞味期限が過ぎてるから早く食べなきゃチョコレート

じゃあイチゴとかバナナとか要るじゃんいちごバナナ

ちっとも病人らしくない奴らのリクエストを受けて、買い物に走る日々自転車


学級閉鎖明けの娘と、謹慎が解けた夫が出かけ

静かな家の中に残ったのは、病人の私ひとり。

連鎖の終着点は私。2/1日の発症でしたクラッカー

でも昨日は、ひと足先に元気になった皆に、きっっっちり働いてもらいましたチョキ

皆の者、洗濯ご苦労であった。

飯もうまかった、褒めてつかわす。えっへん。



静かになった家の中で、ひとりで横になっていると

独身時代を思い出します。

ひとり暮らしのときも、何度かインフルエンザに罹ったことがあり

そのときは、何から何までひとりでやり過ごしました。

ひとりには、ひとりなりの対処法があり

回を重ねるたびにどんどん上手になりますので

ああ、私ひとりでやっていけるわと、どんどん自信がつき

絶対にひとりで生きて行こうと、固く決意したものでした。


その私が腹をくくって結婚したのだから

このタッグは最強のタッグ

このファミリーは最幸のファミリー!

…のはず。



わざわざ自分にそう言い聞かせなければいけないのには

ワケがあります。


ひさしぶりの登校に若干の不安を覚えつつ準備をする娘ネコ

ネコ「家庭科の実習で味噌汁を作るかもしれないから、ネギ持ってく。」

青い葉先を切り落としたネギを、大きなビニール袋に入れて

厳重にくるくる巻いて封をして、それでも臭いが心配で

ネコ「大丈夫かな。もっといい袋ないかな。」

ブタネコ「リコーダーの袋に入れてけばいいじゃん。ちょうど入るんじゃね?」

ネコ「やだ!」


真剣に悩む娘ネコを、ここぞとばかりにからかう父ブタネコ

と、その横で笑い転げる母(ごめん!)

こんな育てられ方をして、まっとうな大人になれるのだろうか。

がんばれ娘よ。親は無くとも子は育つ、らしい。


ネコ「もうっ!鼻詰まってるから、臭ってるかどうかわかんないしむかっ

ぷんぷんしながら登校しましたが

はてさて、実習はあったのでしょうか?


私のほうは、朝っぱらから大笑いしたので、経過は極めて良好です。

illustrated by AkihisaSawada