危ないかもと連絡を受けて駆けつけるも、大丈夫そうだからいったん戻り、また連絡を受けて駆けつける、の繰り返し。
いつ呼び出されてもすぐ行けるように、常に2泊ぶんの旅支度をし、数日留守にすることに備えて仕事を前倒しにする。
戻ればまた次に備えて旅支度をし、遅れた仕事を取り戻すと同時に少しでも先に進めておく(進まないけど)。
体力面でも経済面でもきびしいし、何より気が休まらない。
そして周りからは「いいわね、田舎が遠くにあるって。」と言われる。
という状態が数ヶ月、人によっては数年続くわけです。
それでも、最期の時に間に合うとは限りません。急いで駆けつけたのに・・・ということも。
遠方の親を見送るというのは、そういうことです。
久しぶりに会って、長年の心のわだかまりも解けてから見送って、お葬式も済ませるところまで、1回で済むなんて。
そんな都合よく事が運ぶ確率は極めて低いと思います。
感動すべき場面なのかもしれないけど、リアリティに欠ける気がします。
詰め込まなければいけないことが他にもたくさんあるのでしょうから、端折らざるを得なかったのかもしれませんが、少し冷めた気持ちで週末を迎えました。
赤ん坊を連れて仕事に行くにしても、いくら何でもそれは違うでしょと、共感できない場面が多々あり、子育てを経験したことが無い人が想像で作ったお芝居としか思えませんでした。
たかが朝の15分、されど15分。
真剣に観てます。