1968年9月14日、長崎県長崎市の生まれ。
法政大学経営学部卒業。
1997年、『最後の息子』で第84回文學界新人。
2002年、『パレード』で第15回山本周五郎賞。
2007年、『悪人』で第34回大佛次郎賞。
他、受賞多数。





ビール会社に勤める新宮明良(しんぐう・あきら)と
妻の歩美の間に子供はいないが、歩美の姉夫婦がシン
ガポールに赴任しているので高校生の孝太郎を預かっ
ている。
光太郎には一年前からつきあっている恋人の結花(ゆ
か)がいた。
歩美はギャラリーを経営していて、最近朝比奈達二と
いう画家がギャラリーのみならず自宅にまで作品を観
ろと押し寄せて来るので困っていた。
ある日、明良の自宅の前にきちんと包装された日本酒
が置かれていた。
つぎに米が置かれていたので、交番に届けた。
明良は真沙という女性と付き合っていたことがあり、
最近復活を望んでいる。
若手アーティストの作品を紹介する東京アートウィー
クという現在アートの展示会から歩美のギャラリーが
外された。
のみならず理事会からも除名された……。

明良が主人公の物語のほかに赤石篤子、里美健一郎が
主人公の物語が続き、最後に……。
六段位の試験を行った。
ぼくが受けたのではなく、ぼくは審査する立場だった。
二名が受けて、残念ながら合格者はいなかった。