「スパイローリー」というキッチン道具をご存知ですか。
この道具に、大根やにんじん、ズッキーニのような実系の固い野菜を入れて、ハンドルを回すと、写真のように細長い麺状になって出てくるというもの。
写真は、左が大根、右がズッキーニですが、どう見てもスパゲッティーに見えるじゃないですか。
この写真たちは、先日、渋谷にある日本野菜ソムリエ協会で開催された「リビングフードスタイルお料理講座一般・プレス向け体験試食会」で撮影したもの。料理講座の講師は、ローフード(リビングフード)料理界のカリスマ・いとうゆき先生です。日本ではいち早くローフードを手掛けてきた料理家で、キュートな美人でしかも話し上手。最近のローフード人気もともなって、ゆき先生の人気はアップするばかりです。
ちなみにエディトルーム・カノンでも、昨年から「ロージュース・レシピ」「ローデザート・レシピ」(いずれも地球丸刊)と、2冊のゆき先生の料理本を企画・編集しております。
ローフードは英語でRaw Food、生の食べ物という意味。リビングフード(Living Food)ともいい、こちらは生きている食べ物の意。野菜や果物など植物性食材を、火を通さずに生のまま料理して食べることによって、体に食物の酵素を補給して消化や代謝をよくするという食事法なんです。
ローフードの料理では、生の食材を火を使わずに、いかに見た目も味もおいしくできるかがキーポイント。スパイローリーというマシンも、生野菜を細長くスパゲッティー状に切って麺感覚で食べられるとあって、ローフードの料理には欠かせないものなんですね。
この日の試食会のメニュー。
ズッキーニと大根のパスタ
ジェノベソース
トマトソース
チョコレートタルト
カシュークリーム
チョコレートソースを添えて
季節のスムージー(写真には入れ忘れました)
スピルリナ入りバージン・ピナゴラータ
試食なのでどれも少しずつの分量だったのですが、これだけでけっこうお腹が満足。この日のランチはこれで済んでしまいました。全部、生のローフードのお料理には、非加熱の分、栄養素が失われずにつまっているから、少しの量でも腹もちがよいのです。ダイエット食としても注目されているんですよ。
ゆき先生の「リビングフードスタイルお料理講座」(初級)の第1回は、9月15日、16日、17日の3日間。基本的なローフードの料理を学べる内容だそうです。
詳細は 日本野菜ソムリエ協会 広報部へお問い合わせを。
☎03-5489-8636
URL http://www.vege-fru.com/