樹戒キリキリと…、時の積み重なる音が聞こえる。それは時計の針のように、喧騒に身を委ねている時はまるで聞こえなくて、ふと静寂に立ち返った時に耳に届く。様々な、小さな、キラキラとしたモノ達が周りを囲んでいて、しかしそのほとんどは、もうそれが何であったか思い出す事ができない。そしていつか足元の砂利に混じる。きっと、そんなものの積み重ねを踏みしめて先へ行くのだ。私は。私たちは。