どうにも気になってしまって仕方がなくタワレコに急ぐ。
とは言っても旦ちゃんに連れて行ってもらっただけなのだが。
今日は、散髪をしにいった。
奇遇にも、隣の席には「相棒ちゃん」が座っていた。まったくの偶然であるが
いつか、こうなることは予測できた。なぜならここの散髪屋は、私が紹介したところだから。
かれこれ私は、10年近くここに通っている。
相棒ちゃんがかわいい色にカラーリングしている横で、私は、サイドと襟足を刈り上げたマッシュ?
いや、テクノカット?のようなスタイルを作ってもらった。
そう、そしてニュアンスは、『の子』。
それに気をよくした私はやっと購入。
なんとなし、旦ちゃんの目が気になりこそっとレジカウンターに向かう。
しかし待ちきれない私は、いつも車に乗ってすぐに包装紙をぶち開ける。
そして聴く。
しかしまたもや旦ちゃんの耳が気になりボリュームを下げておく。
そこで旦ちゃんはいうのであった。
『こんな音じゃ心に響かない!!』そして音は大きくなる。
旦ちゃんの心と耳も気に入ったようだ!!(笑)
『かまってちゃん』はクセになる。
メロディーラインも歌詞もである。実に心に心地よい。
さらっとした言葉が耳に残る。実はさらっとしていないのだ。
胸の内をさらっと歌っているだけで実にむきだしな感じなのだ。
銀杏の峯田が「中学生」でヒロトが「高校生か中学生」ならば、の子は、「小学生」の心があるのだ。
いじめられたり、仲間外れにされたり、そんな子供時代をうたう。
きっと、『大人』には奇妙に映るだろう。
きっと、『歌じゃない』と思う人もいるだろう。
『友だちを殺してまで』なんてアルバムタイトル野蛮だと思うだろう。
でも、私は好きである。
声に表現力がある。まるでカートコバーンみたい。
そんな音楽に酔ってしまった。
夫は、トムウェイツを購入し、妻は、神聖かまってちゃんを購入する。
「23歳の夏休み」を聴く、35歳の夏なのであった・・・・。