生まれたての赤ちゃんを連れて幼稚園の迎えに行ったら
生みたてで動いていることを周囲に驚かれ心配された、という
あるコミックエッセイの一部分をみて、過去に思いを馳せていました。
下の子が生まれたとき、上の子どもは幼稚園児。
出産日当日、幼稚園に上の子を送ったあと
産科に予定入院し(産科まで片道2時間のド田舎のため)
予定通り退院した翌日から
下の子を乳児用のキャリーに寝かせ、抱え
上の子の幼稚園の送り迎えをしました。
生まれる前から、生まれた後わたしひとりで
上の子の生活までをどうやって守るか
いくつも想定し、実際に動いたそれを
わたしはたぶん当たり前に思っていました。
元夫は穏やかでにこやかでやや控えめで
周囲に「いいひと」と言われ自認している
好々爺のようなひと。
言葉のとおり「招待された祖父母」のような立ち位置で
奮闘する妻子をただやさしく見守っている、という。
わたしひとりが奮闘すること、を疑問に思っていなかった
あの頃のわたし、を思っていたたまれない気持ちになったのでした。