YouTubeのニホンオオカミ-3の末尾に記した

【驚く事は、閲覧数が50万件を超え800件以上のコメントが有り、その6割超の人達が「ニホンオオカミ論」なのです。

とすると、私達に届いた「ニホンオオカミ生存情報」の再吟味をする必要が生じた…と云う事です。】の様に、

今回は、私達の下に届いた生存に関する情報の再吟味をしたいと思います。

 

私達に届いた多くの生存情報ですが、出来る限りの範囲で現場まで足を運び、場合によってはトレイルカメラを設置し、2年間ぐらい観察することにしています。

1つの情報だと「点」に過ぎないのですが、2つ情報が重なれば「線」になり、3つの情報なら「三角形」になり、それが「多角形」になった典型的な現場が「三峯山」周辺と云う事で、現在設置したカメラは50台を超えているのです。

 

三峰山周辺地図

 

その山域になりますが、三峯神社が女人禁制だった時代、女性の参詣で賑わったため別名「東国女人高野山」ともよばれる、臨済宗建長寺派の禅寺T寺があります。

 

山中深くのT寺

 

T寺の境内

 

5~6年前になりますが、そのT寺に立ち寄った際吃驚した事がありました。

周辺に民家等は存在せず迷惑をかける事等は無いからでしょうが、広い境内に十数頭のラブラドルレトリバーが放し飼いだったのです。

イヌ好きの私にしたら天国の様な場所に思えたのですが、或る日困った情報が飛び込んできました。

 

三峯神社から雲取山に向かった登山者が、「山中でラブラドルレトリバーに道を塞がれ、登山を断念した。」と言うのです。

若しかしたら…と云う事で、T寺から三峯神社間に設置して有るカメラのチェックをして見たら、吃驚、吃驚、吃驚。

しっかり2頭のラブラドルレトリバーが映っていたのでした。

 

2頭のラブラドルレトリバー

 

と云う事は、2014年10/23掲載の「湯気が出る程の最新情報」に記した

【三峰山周遊ルートとなるT寺経由で車を走らせていた時、ガードレールの下から顔を覗かせていた動物に気付きました。

ライト越しでは有りますが、白っぽくグレーが混じった模様の、かなり大きめのイヌ科動物だったそうです。

一目でイヌとは違うと感じましたが、耳の形状、尾の形状はよく判らなかったと言います。

ただ、巻き尾で無かった事は確かで、二人の車が来なければ道路を越えて、山に登ったのでは・・・とも。】の事例は、その可能性が大・・・とも言えます。

ラブラドルレトリバーの尾は巻いていません。

ただ、耳は寝ていますので、その辺が不明だったのは心残りだった・・・と。

 

ガードレール近くに在った鹿の亡骸

 

もう一例。

【初めまして、山岳信仰の研究を専門としている大学生です。

去年(2013年)の5月、私も狼のような獣を見る経験をし、以来山岳信仰と共に狼の文化的立ち位置や生存の確認を独自に行っていました。

今回、このような会の存在をネットで見かけたので御連絡させていただきました。

一般学生でも協力できるようなものでしょうか。】

「神社の宿坊に泊まって、早朝奥宮参拝に行く途中、眼の前を白い動物が横切った!」と言う事例だったと思いますが、白い動物の目撃例と言うのは、この事例と雲取山登山の方がラブラドルレトリバーに道を塞がれた件だけ。

20数年間カメラで奥秩父山中の野生動物を観察していますが、白い動物の撮影はT寺飼育のラブラドルレトリバーだけだと云う事は・・・。

 

白狼は神話の世界だったのか

 

そして、この場所の至近距離で足跡を見つけた事例。

【上記現場のカメラ設置位置から5分位下った場所に刻まれた足跡で、トロット歩行のそれが20~30m続き山中に消えていた、誰でもイヌ科動物と判る足跡でした。

写真撮影・計測等をしていると若い女性の登山者が登って来ましたので、途中イヌ科動物を見なかったか尋ねるとすぐさま首を振られました。】・・・の事例で2019年3月13日、三峰山中でした。

 

トロット歩行の足跡

 

70mmの足跡

 

しっかりした足跡だったが