続・新入幕最高成績力士 | 勝手なこと言うなよ、俺

続・新入幕最高成績力士

・・・とゆうわけで、調べたよ!新入幕優勝同点力士!

でも、土つかずの、大潮、千代の山以外は1人しか見つからなかった。

星取表を丹念に調べたわけじゃないので、漏れはあるかも。

 

調査方法は、読売新聞が発行していた、雑誌「大相撲」


この昭和62年に、架空三賞って連載があって


三賞制度がなかった時代の場所の三賞を、著名な好角家を集めて選定してもらうという、あっし好みの企画。

 

そこで各場所の優勝力士と、活躍力士が紹介されていて、そこで新入幕優勝同点となった中、上述土つかず2人以外で見つかったのが、

 

大正5年春場所の源氏山 


のちの横綱3代目西ノ海です。

この力士は、東西制の時期、東西の均衡を保つため、甘い成績で無理に横綱に昇進させた力士で、また休場も多く、昭和以降は皆勤場所もなく、昭和横綱で最低ランクにあげられることの多い力士だったわけですが。

新入幕の場所9勝1敗で優勝旗手に選ばれたわけです。

さて、ここで現在なら考えにくい事実があります。この場所の優勝は大関2代目西ノ海だったのですが、成績は8勝1分1休です。要は最多勝は源氏山なんですね。この時期は勝ち点で優勝を決めていたので、西ノ海は勝ち点8(休場・休みは無視)源氏山も8なので、上位の西ノ海の優勝になったのですね。こういうケースは他にもあるかもなので、各自調査!!

優勝同点ではないのですが、もう一人あげると、大正12年夏場所新入幕の大蛇山


この力士は後年平幕優勝しており、三役に昇進できなかった平幕優勝力士として知られていた力士。のちに德勝龍が2人目になりましたね(現時点では尊富士もそうだけどさ)上位で勝ち越し場所もあり、番付運にめぐまれず、三役に昇進できなかったけど、実力はあった力士なんですね。

 

その新入幕場所が9勝1敗1休。勝ち点8。この場所の優勝力士は大関常ノ花の9勝1分1預の勝ち点9ということで、同勝利数ながら、大蛇山は準優勝で、優勝同点ではないんですね。

現在は引き分け・預かりがほぼほぼないので、こういう事態はありませんが、実際引き分けはまだあり得るので、同星で引き分けあり、無し、になったらどうなるんだろう??決定戦導入後そういう例あったのかな??各自調査!または広報部長に問い合わせてくで!!