舞台「AM 2:54」B班観劇
本日、中野テアトルBONBONで上演された
Prelude第10回本公演「AM 2:54」のB班を観てきました。
いや、想像を超えすぎた衝撃的な舞台だったんですけど!!
劇団の話だと、昨年最も笑かしてくれた舞台「サラバ演劇世界」
こちらは演出家が、小劇場の舞台に異分子としてはいりこんで、小劇場あるある、をディスりまくっていきつつ最後は「演劇が大好きだ!」でハッピーエンドな抱腹絶倒劇だったわけですが。
劇団のテイストが違うので、こうはならないとはわかってまして、コメディではないんだろうなって思ってました。
実際こちらは舞台そのものでなく、上演にいたるまでの劇団内、葛藤、嫉妬、ハラスメント等々を描いた物だったのですが。
全体としても、問題作と思うのですが、極私的に、ものすごい問題作と思ったのです!!
要は、あっしお目当ての仁科ナナちゃんが、なんで休業前の最終作品に、このオファー受けたんだろう??と。
当初、前出演舞台「火男の火」を最後にしようと思っていたところ、今作が急遽はいったと、説明されてたんですけど。
とにかく、ナナちゃん、リアルやないかい!!!ってか、この脚本、ナナちゃんが書いたんじゃね??くらい。
2019年くらいから、ナナちゃんの舞台見続けてきた方は、あっしと同じ思いを抱いたのではないかなと・・・どうなの?
活動再開後に、ナナちゃんのことを知りまして、舞台は毎回楽しませていただいたのですが、ひとつだけ「ひっかかり案件」があったんですね。それが、まさか今舞台に!!??
今回、最近SNS上で熱い投稿を繰り返されている彼女に対して、あっしも休業前ということもあって、長文のお手紙書いたわけですよ。それは観劇前に書いたものなので、舞台の感想は触れてないのですが、結果として舞台観てから書いたような文面になっているかもです!恐ろしや!
もちろん「演技」としては、リアリティあってバツグンだったのですが、「役作り」がリアルすぎてきつかったんじゃね?って思ってしまいました。
・・・と、ツラツラ書いてしまいましたが、実際はとっくに消化済のことで、あっしが勝手に妄想しているだけ説が強いと思うのですが 笑 とにかく、すごかったです!!それに、あっしの中の「ひっかかり案件」がこういう形で出たなら、もうそこはいいや、と思えるとこもあるので、よかったかなと。真相?はまた復帰された時、男装喫茶かなんかで聞きます!ってこっちも復帰されるのかな??
終演後、面会で少しお話できたので、「いや、なんかすごかったですね!」と振ったら
「私もやってて、いろいろ・・この作品が最終作品にならないよう、復帰できるようがんばります!」
てな回答いただきました。
その話を横に置いといての感想ですが・・・
ネタバレになるので、あまり書けませんが、けっこう難解?笑 いや、いろいろなシーンで、あれはこうなのかっていろいろ見えてくるのですが、最終的に一番強く言いたいのはなにかというのが・・・こちらは演出家でなく、キャストの一人が「それでも演劇が大好きです!」で終わるのですが、全然印象が違う。少なくても「劇団って楽しいですよ」ではないですよね。そのキャストが客席に「実際の劇団は、こんなにひどくはないんですよ」と言うとこも意味深だし。いろいろな解釈ができるって本来、舞台ってそういうもので、この劇団の売りかなって気もします。簡単にはわからせないぞ!と言うか 笑 ナナさんは、まず好きなキャストが出ている班を観て、次に逆班を観て、最後にもう1回戻って観てほしい、と書かれてまして。それは正しいと思います!でも、お金が!すんまそん!ただ、この舞台は3回観ても、理解は難しいかも(^^)そもそも桐山美憂って誰???とか。(^^)
役者さんは、それぞれ役にあっていて好演されていて、楽しめたり、怖くなったりしました。一人あげるとしたら、やっぱ秋山役の奥田龍平さんかな。「いい秋山」「悪い秋山」「悩める秋山」を、わかりやすく表現されていました。実際いそう!でも主宰って大変だろうなってのは伝わりました。「仕事なんだ!」とか。他にも、実際舞台に携わっている方にも響くセリフも多く、ナナちゃんが、舞台関係の方にも観てほしいって言ってたのは、わかる気します。たぶん響きまくるのではと。
というわけで3日までかな。ナナちゃんは当分観れなくなると思うので、まだチケット買ってない方は・・・どうなんだろう?増席するとかも言ってたけど。彼女のファンは観てあっしと同じ思い持ってほしいわ!って蒸し返すなよ、俺。
うーーーー配信でもDVDでも出してほしいのにーーーー。高額でいいぞ!あと「染明色」も・・・何度も観たいのさ!
切望したいのですが、撮らなきゃ無理だね、撮って!!!(^^)