いきなりこんなことを聞くのもなんなんだけど…

あなたはロリコンですか?マザコンですか?

十年来の友人にも聞くことが憚られるような質問だが、単純に二者択一で答えようと思うと、なかなか難しい問いだなぁと、最近思うわけだ。

15年くらい前までは、「男はみなマザコンであって然るべき」と豪語し、ギャルゲーで攻略するのもお姉さんキャラばかりだった俺だが、気が付けば、『シスター・プリンセス』で、いの一番に雛子を攻略して、周囲をドン引きさせるようになっていた。
てか、今にして思えば、『シスプリ』をプレイしてる時点で、周りのやつらも同類だろう!と、一言物申したい気もする。
その後も、幼児性を全面に押し出したキャラが乱舞する、京都アニメーションあたりの作品にハマってみたり、『化物語』を見ては、「は~ちくじ~!」と絶叫してみたりと、クリームレモンな趣味を堪能していた。


そんな、公言はできない思い出は置いといて、一説によると、成熟した大人の女性へのコンプレックスが、ロリコンの原因だという。
すなわち、ロリコンとマザコンは表裏一体なのではないだろうか!
であれば、アニメのロリキャラではしゃいだとて、なんら後ろ指を指される言われはない!
むしろ、「ロリコンなら死なずにすんだのに…」という状況さえあり得るのだ!

ということで、今回紹介させて頂くのは、ロリコンでなかったがために殺されてしまう男の話。

『エスター』

「この娘、どこかが変だ」という不穏な煽り文句が目を引くが、その前に、「お前の頭、どこもかしこも変だ」という批判が聞こえてきそうな気がしないでもない!

ざっとストーリーを説明すると、こんな感じ。

一男一女に恵まれて、一見幸せそうなパパンとママン。
娘の方はちょっぴり障害があるけど、まあ気にすんな!
しかしこの夫婦、実は一度、流産を経験しており、そのトラウマから、いまだ抜け出せていない。
辛い過去から立ち直るべく、施設から一人の少女を養子として迎えることに。実子が二人もいるのにね!
一見すると、賢くて可愛い少女、エスターだが、徐々に本性を表し、恐ろしい凶行、奇行を繰り返す。
こうして、次第に、家庭は崩壊していくのだった…。

というわけで、本作のメインヒロイン、エスターのご尊顔がこちら。
あら可愛い。

しかし、この一見天使のような少女が見せる、容赦のない悪魔性は、ゾンビもベジタリアンになるレベルだ!

例えば、怪我をして飛べない鳥を、幼い兄弟の目の前で、容赦なく叩き潰し、兄弟にガッツリ恐怖心を植え付ける。

例えば、自分の正体を知る、施設のシスターを、これまた容赦なく、執拗に頭を殴打し、無慈悲に殺す。

例えば、ママンがDVを働いたとでっちあげるために、自らの腕の骨を折る。
万力でこう、キュッとね…。

しかし真の恐怖は、そんな血生臭いシーンにはない。
ある夜のこと、久しぶりに性欲が爆発したパパンとママン。
ベッドルームに戻る間さえ辛坊堪らず、その辺で致し始める。
ドギースタイルでテンションMAXのところ、ふと顔を上げるとそこには、不穏な目付きでまんじりともせず、この二匹の動物を見つめるエスターの姿が!
「オゥ、シット!」とか言いながら、慌ててズボンを履くパパンだが、もうインポテンツまっしぐらのトラウマだ。

さて、そんな得体の知れないエスターたん、結局ここまでして何がしたかったのかというと、おめかししてパパンを誘惑だ。

しかし残念ながら、パパンはグラマーなのがお好き。
「お前のことは娘として愛してる」とか、眠たいことをほざいて、やんわりと誘惑を退ける。
思いが叶わなかったエスターたんは、怒り心頭で、パパンを惨殺!
いくらなんでも、パパン弱すぎだろうという気もするが、これがジャパニーズHENTAIロリコンなら、サクッと誘惑に乗っていたのではないかと思うわけだ。
まあ、ちょっと化粧が濃すぎるのが難点だがね!

一応オチまで書いちゃうと、このエスターたん、実は発育障害かなんかで、見た目は少女だけど、実際はいい年のオバサン。
これまでも、養子として引き取られる先々で、同じような事件を起こしていた。
最後は、ママンが子供たちを守って戦い、異様に強いエスターたんの息の根を止めてオシマイ。

そうか、見た目はロリ、中身は大人か…。

合法ロリじゃねーか!!