先日購入した中古PCが上手く作動しないので、メーカーに問い合わせたところ、何の調査もなしに「正規に購入したものではないので、対応できかねます」という趣旨の答えが返ってきました。

確かに中古屋さんで買って、ユーザー登録もしていないので、メーカーとしては廃品回収以外でいちいち対応はできないということなんでしょう。

しかし、買った側としては、たとえ中古とはいえ、製品のことをよく知っているのがメーカー自身である以上、そこに直接聞くのが一番早くて確実だと考えるわけで、そのことを言ったのですが、返ってくるのは「その意見は今後の参考にさせていただきますので、今回のところは申し訳ございません。」という答えだけでした。

仕方なく、PC関連のサイトをあれこれ検索し、必要な情報をなんとか収集して無事対応できましたが、そのメーカー自身の公式サイトがとても読みにくくて全く使えず、余計な時間を費やしたのが大変残念でした。

買ったのが製造後まだ5年しか経っていなくてメモリーを積み替えればVISTAも十分に動作出来るモデルなので、メーカーの方も、可愛い我が子を世に送り出すつもりでもう少し大事に扱えないものでしょうか。


今回思ったのは、初回購入特典上のサービスとかならまだしも、基本的なメンテナンスの部分で、そのユーザーが最初に買った方か、中古で買った方かでいちいち区別するのはバカげているということです。

中古ユーザーの私もメンテナンスが有償になることを承知の上で相談するのですから、その時点で十分「お客様」になっている訳です。

新規・中古のどちらも大事に扱えばリピーターとなってくれる可能性があるわけですから、メーカーの方もこの辺にもう少し気を配ってみるといいのではないかと思います。


社労士本試験の合格発表は、例年11月上旬に行われ、今年も11月6日になっています。

では試験終了から発表までの期間をどうするか。




まずは自己採点をしてみます。

試験委員から正解が公表されるのが合格発表当日になっていますので、それまでは予備校等による予想解答を使うことになります。

試験終了直後から、予備校が答え合わせのイヴェントを各校で開いたり、ネット上で合格判定をしたりするので、それを利用するといいと思います。

その際、当然ながら「合ってた」「間違ってた」と一喜一憂するだけで終わるのではなく、正しい根拠で解答できたか、何がどういう理由で間違っていたかを検証していきます。

一応、合格判定等のデータが出されたりするのですが、母集団がイヴェント主催予備校の生徒に偏っていたりして、本試験の総受験者数を反映しているわけではないので、AとかBとかの判定自体はあまり気にする必要はないと思います。ただ、全体の平均点と各設問別の正答率は細かく分析して、皆が取れている問題を落としていないかをチェックするようにして下さい。



そして、答え合わせ後の動きは以下の通りです。

1)予備校等が出すボーダーラインを著しく下回っている場合は、再受験を検討することになり、受験勉強を始めた当初よりも資格の必要性を感じなくなったのであれば、その時点で勉強をやめて他の展開を考えた方がいいと思いますし、続けるのであれば、その時点から自己採点での検証の成果を盛り込みながらアウトプットを繰り返していき、一方で新知識のインプットを始めていった方がいいかと思います。

2)ボーダーを余裕でクリアしている人は、合格後の登録、そして実務のスタートを意識して、受験で培った知識のメンテナンスを図っていく意味でも問題演習は続けた方がいいと思います。ただ、受験勉強中の時ほど気張ってやる必要はなく、問題を解く過程あるいは答え合わせの段階で、そこで問われている条文等を身近な事例に当てはめて、自分ならそれをどう解決していくかを考えてみると良いシミュレーションになります。

3)ボーダーぎりぎりの人ですが、その時点で悩んでいても事態は先に進みませんので、まずは落ちたという前提に立って、1)と同じ動きをすればいいと思います。実際は合格だったとしても、どうせ実務でその知識を使うことになるので、時間は無駄にはなりません。




資格を取る目的が、コレクションのためではなく、起業のため、あるいは仕事の幅を広げるためである以上、勉強はやりっぱなしでは終わらせずに、アフターフォローもしっかり行っていくのが大事です。



今回は、選択式・択一式それぞれに関する注意点について書いていきます。


1)選択式

・設問数が少ない分、ちょっとしたミスや勘違いが即足切りにつながるので、問題文は例え得意科目でも慎重かつ丁寧に読む。

・空欄になる部分が、必ずしも専門用語や数値ではなく、文節だったり、「対象者」のような一般名詞だったりすることがあり、そうなると空欄のある文章だけに意識を集中していては正解を引き出すことが難しい。なので、問題文は全部しっかり読んで、空欄の前後の文脈を理解した上で解答すること。

・社会保険関係の計算問題は、労働保険関係のものと比べて難しい上にややこしいので、既に得意にしている人以外は先に文章問題を解いていった方が、時間のロスが少ない。

・選択肢には、正解とそれに酷似した紛らわしい単語が対になって入っている場合があり、正しい単語が分かったとしても、解答用紙にはうっかりニセモノの番号をマークしてしまうことが多々あるので、注意すること。


2)択一式

・7科目×10問×5選択肢=350肢を検討する長丁場になるので、時間配分とトイレ休憩など体調の管理には万全を期すこと。

・その年の傾向で、労働保険系よりも社会保険系の難易度が下がったり、その逆になったりということがあるので、すぐに労基法から解くのではなく、まずはざっと全体を見て、どれから取りかかるかの優先順位をつける。

・1科目10問ある中で、最初の5問を難しめに、後の5問を易しめに配置している場合がある(特に労基法と一般常識、厚生年金保険法)ので、真面目に第1 問目から解くよりは、まず10問ざっと俯瞰して、解きやすいと思ったものから始めると時間短縮につなかる。もちろん見た目だけでは本当の難易度は計れないが、時間 配分を念頭においてまずリサーチして解く順番を決めるのが大事。

・長文の選択肢がある問題では、まず他の短文のものから検討し、明快な解がなければ、長文の文頭と文末の3行くらいを読んでみる。ヒントとなるキーワードがそのあたりに入っていることが多い。それでも分からなければ長文の全文を読んで、文章の流れに矛盾はないか、文章としては正しいものの問いの趣旨に反していないか等をチェックする。

・未知の問題(労働経済の統計など)で、全く正解の検討がつかないときは、選択肢Dをマークすると、過去の例からして3~4割の確率で正解になっている。



こんな感じでしょうか。また気づいた点がありましたら追記していきます。