あなたはきっと
わかってた
こんなに空が近くても
強い風が吹いたとしても
私達は
再びここで
巡り逢うということを
降り続く
雨が道を隠してく
走り続け
あなたの光探してる
胸に宿った
小さな未来
手を伸ばしても
きっと
掴みたい
そして
どこまでも
羽を広げ行くんだ
いつかまた
あの日のように
笑い合って
虹を越え
宙の果て突き進む
手を取り合って
あなたとわたし
今このときを
駆け抜けて
さあ
一緒に
あなたはきっと
わかってた
こんなに空が近くても
強い風が吹いたとしても
私達は
再びここで
巡り逢うということを
降り続く
雨が道を隠してく
走り続け
あなたの光探してる
胸に宿った
小さな未来
手を伸ばしても
きっと
掴みたい
そして
どこまでも
羽を広げ行くんだ
いつかまた
あの日のように
笑い合って
虹を越え
宙の果て突き進む
手を取り合って
あなたとわたし
今このときを
駆け抜けて
さあ
一緒に
深海の
夜に踊るは
ゼリーフィッシュ
濃紺の
銀河に集うは
スターフィッシュ
プラネットアースは
グランブルーの吐息
真珠の泡に抱かれて
優しく眠るマーメイド
夢に見るは涼し月
アクアオーラのクジラに乗って
虹色珊瑚の麓まで
娘と私の繋がりは
深いのだな、と、
つくづく思う。
大体において
子供と母親の繋がりは
そりやぁ強いのだろうけど。
娘は自覚していないが
私のこんな性質を受け継いでいるのか
幼少期、ごくたまに
ビックリするようなことを
言っていた。
2歳になるかならないかのこと。
高熱でぐったりしていた娘。
心配で腕に抱いていたら
突然、目を開けて
しかしその目は虚ろな感じで
「良くないことが起こる気がする」
と、ハッキリ喋ったのだ。
私は驚いて、熱のせいで
おかしくなったのかと慌てた。
まだ、自分の意思をハッキリ
喋れるような年頃ではなかったのに
突然ハッキリと、
しかも高熱が出ているにも関わらず
そんなことを喋ったので、
脳がやられたか?!
頭は大丈夫か?!
と、思ったのだ。
そうしたらその夜
結構大き目の地震がきたのだ。
多分、振動5強だったと思う。
また、こんなこともあった。
まだ娘がお腹の中にいた時のこと。
女の子だということは、
検診の時に聞いていた。
私は名前を考えていた。
いくつか候補があったのだが
今ひとつ決め手に欠けていて
迷っていたのだ。
ずっと考え続けて疲れてきたので
少しウトウトし出した時
お腹の中の娘に語りかけてみた。
「名前、何がいい?」
すると、頭の中に
ハッキリとした声で
語りかけられた。
「スミレ」
そっか、スミレか…。
それはそれは、
とても嬉しい瞬間であった。
娘は、出産予定日を過ぎても
なかなか外に出てこようとは
しなかった。
かなり大きくなったお腹は重くて
なんだかこの子は、
外に出たくないみたいだなあ、
と、思っていた。
破水がおきて
病院に行っても陣痛がこず、
陣痛促進剤をうたれて
やっと陣痛がきた。
それから12時間後に、
娘はこの世に誕生した。
それもすんなりとはいかず、
途中、娘の鼓動が弱くなり、
私も意識が遠のきかけ、
酸素吸入を受けながら、
しかし最後は、
吸引分娩となったのだ。
看護師さんが
娘を運んでいこうとした時
私は思わず弱々しい声で
名前を呼んでいた。
「スミちゃん…」
すると看護師さんが、
驚いたような声でこう言った。
「この子、お母さんの方を
見ようとしている!!」
そんなに珍しいことなのかと
思ったが、
娘は私のことを分かっているのだな、
と、嬉しかった。
その後9年経って、
娘がなかなか外に
出たがらなかった理由が分かる。
それは、私が離婚し、
娘と離れて暮らすことに
なったからだ。
結婚した時から何度も
ふとした拍子に突然、
不安になることがあった。
幸せであるはずなのに、
その幸せが突然崩れるような
そんな不安だ。
娘を妊娠してからは
娘が突然いなくならないだろうかと、
訳の分からない焦燥に
苛まれることなど、
変な不安があったのだ。
離婚した時、
このことだったのか、
と、分かった気がした。
しかし娘は、
今でも私を恨むことなく
私に接してくれている。
恨んだ時期もあったかもしれない。
それでも、
娘が私にとって特別なように
私も娘にとって、特別であるようだ。
母親になって
分かったことがたくさんある。
この世の見え方も変わった。
娘は、私に新たな世界を
見せて教えてくれた
たった一人の
大切な存在である。
私のところに来てくれて
ありがとう。
娘との繋がりに
言葉では表せない程の
感謝である。
長い道のりを
よくぞここまで
歩きききり
あなたはここに
終着点をみた
しかしそれは
まだほんの通過点に
過ぎないことを
あなたは知っている
今のあなたは
束の間の休息のなか
決して交わることのない
私たちの時間のそとで
どんな景色を
眺めているのだろうか
あなたを想う
幾多の人が
唱和している声は
あなたの上から
光となって
降り注ぐことだろう
えなのように
あなたを包み
あなたを護る
たてのように
さあ今こそは
光とともに胸をはり
あなたは再び
歩き出すのだ
今までとは違う
その道を
そしていつか
私も行くだろう
その道を
私の実家は
奇妙なことが起こりやすい。
以前にも書いたが
何がどう関係しているのか
土地のせいなのか
定かではないが
とにかく起こりやすい。
深夜テレビを見ていて
朝になったら勝手に消えていたり
なんてことは、
多々あった。
今から33年位前のことである。
当時のテレビは
今のように高性能でも
デジタルでも
液晶でもない。
タイマーなどついてるはずもない。
家人は誰も、知らないと言う。
またある時は
寝ていて朝起きたら
台所の物が勝手に移動していた。
なんてことも、ちょくちょくあった。
勿論、誰も触っていない。
20代前半のある晩
こんなことがあった。
私は二階の自分の部屋で寝ていた。
何時頃か分からないが
ふと、重さで目が覚めた。
胸の上が、やけに重いのだ。
それはだんだん重くなってくる。
「これが金縛りか…」
金縛りは初めてのことで
ちょっと感動を覚えたが
それも束の間のこと。
それは途端に恐怖に変わった。
私の顔の上に、
緑色の顔が浮かんでいたからだ。
少し禿げかけた
お爺さんのような顔であった。
顔だけであった。
そいつが、ニヤニヤと
だらしのない
胸が悪くなるような顔で
私を見て笑っているのである。
布団全体が重くなっていき
呼吸すら浅くなり始めた。
声が出ない
身体も動かせないので
助けを呼ぶことも
逃げることも出来ない。
苦しさの中、
「このままではヤバイ!!」
と思った私は
咄嗟に心の中で
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」
と唱えていた。
するとそいつが
私の耳元で
「そんなのは効かないよ」
と少し笑いを含んだ声で
呟いた。
思わず目を閉じた。
身体から冷や汗が出るのを感じた。
重く、苦しいのは強くなる。
その時、私の脳裏に
私の祖父のことが浮かんだ。
当時は存命であった祖父が
よく唱えていた言葉があった。
それだ!
と思った私は
心の中で唱え始めた。
「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経…」
何度も何度も、繰り返し唱えた。
すると、そいつの顔は、
ニヤニヤ顔から
嫌そうな表情に変化し、
そして徐々に
消えていった。
私はそいつが完全に消えるまで
ずっと唱え続けた。
そして、私の意識も
そこで途絶えた。
次に意識がはっきりした時
既に陽が昇り
朝になっていた。
昨夜のことが何だったのか
さっぱり分からなかったが
とにかく助かったことは
ありがたかった。
まあ、こんなことが
よくあるのだが
何度そんな目に遭っても
やはり、怖いものは
怖いのである。
今、実家にいるのだが、
さっきは、誰もいない二階で
人が動く気配と音がした。
お盆だなぁ…。
と思った。
お盆には
色々なことが起こる。
毎年お盆には、
実家に帰ってくるのだが
お盆の数日前から
なんやかんやと
不思議なことがあるのだ。
その中の一つに
この写真のことがある。
この写真は、
今から四年前のものである。
娘と、実家の家の前で
夜に花火をしたのだが
花火の炎の近く
煙の中に
色々な顔が写っているのだが
お分りだろうか。
どうぞ、拡大して見てほしい。
人間のようなもの、
畜生のようなもの。
ある地域では、
お盆の迎え火のかわりに
手持ちの花火をして
御先祖を迎えると
そんなことをきいた。
それを聞いて、
この写真のことを思い出した。
なるほど…
と思ったのだ。
ただの煙の影でしょ?!
と思われるだろう。
普通なら。
しかし、私には
あらゆるものが
花火の炎を目指して
寄ってきているように
見えるのだ。
畜生界に堕ちているもの、
餓鬼界に堕ちているもの、
修羅界に堕ちているもの、
浮かばれない霊達が
暗闇の中に光を見つけて
それを目指してやってきている
そういう風に
見えてしまうのだ。
御先祖だけではない
何か他の、その辺のものを
集めてしまっている気がする。
この写真を撮って以来、
私は手持ち花火をしなくなった。
したくなくなった。
特に、お盆には。
何が集まってくるか
分かったものではないからだ。