ハッピーハロウィン!


皆さまこんばんは、安孫子です。


ここ数日、東京では仮装をして街を歩く人たちをたくさん見かけます。



ゾンビやガイコツ、ヴァンパイアなどその様相は様々です。



元々ハロウィンでおばけの仮装するのは、ヨーロッパの地域では10月31日には死者が霊や悪霊がやって来ると信じられていたので、その悪い霊に取り憑かれたり家に入られたりしないように自分も恐ろしい格好をして追い払うというのが始まりだそうです。



おばけをおばけで驚かせようとしたり、仲間だと思わせようとするって発想が面白いですよね。



そんなわけで東京の街はたくさんのおばけで溢れているわけですが、おばけの仮装と共にたくさん見かけるのがアニメキャラのコスプレ。



その年の流行のキャラから、それ僕は分かるけど他の人伝わらないよと思うコアなものまで様々なキャラクターに扮した人がいます。



アニメ好きでお祭り好きな僕としては街を歩いていてとても楽しいです。



そしてなんだか嬉しい気持ちになるのが、アニメキャラのコスプレをした外国人の人を見つけた時。


日本は世界一アニメとマンガの文化が発展している国ですからね。



アニメ好きの彼らにとって日本は聖地であり、日本のハロウィンは特別なものなのかも知れません。


昨日、歩いていたら『進撃の巨人』の超大型巨人のコスプレをした大柄な黒人の男性とこれまた『進撃の巨人』のハンジさんのコスプレをした白人の女性が、たまたま出会ったであろう刀を差して和装に身を包んだ外国人カップルと意気投合しているところに居合わせ、写真を撮ってあげました。



そして、カタコトの英語で僕もアニメが好きだと伝えてみんなのキャラクターを言い当てると彼らはとても喜びました。


しかし、和装カップルの男性の方のキャラクターは違っていたらしく「NO!」と残念がられてしまいました。


カップルの女性が『鬼滅の刃』の甘露寺さんだったのでてっきり鬼滅つながりだと思ったのですがそうではないらしい。



日本代表のオタクとしては当てられないのは、ここに立つ事ができない日本の諸オタクの皆様に面目が立たないし、なにより彼に申し訳ない。僕がそう思っていると、


周りの3人が『彼の背中を見れば分かる』と言います。



彼の白い羽織の背中のには「五」の文字が。



そこで僕はようやく気づきました。



この羽織は隊長羽織だと。


これは『BLEACH』の護廷十三隊五番隊隊長・愛染惣右介だ!


そう確信して僕が「愛染隊長!」と言うと、彼は嬉しそうに「YES!アイゼン!アイゼン!」と言って斬魄刀を抜いてきました。


僕は慌てて「ダメダメダメダメ!」と刀を納めさせました。鏡花水月の完全催眠にかかるわけにはいきません。


そんなやり取りも理解してくれてとっても楽しかったです。


なぜ今愛染なのか。


同じジャンプ作品でも世間が鬼滅の刃やSPY×FAMILY、呪術廻戦に夢中になる中


10年ぶりにアニメが始まったとはいえ、なぜ今BLEACHの、しかも愛染のコスプレを選んだのか。


彼のアニメへの造詣の深さに頭が下がります。


『背中を見れば分かる』と確信していた他の3人も同様です。


ロイド・フォージャーや東京卍會の仮装をして道行く日本人の何人が彼の愛染に気づけただろう。


彼に出会ったのが僕でよかった。


日本人としての義務を果たせた気がしました。


英語だからなんとなくオシャレに聞こえるけれど、彼らがアニメについて話している姿はまさにオタク同士がアニメについて語っている時のそれで


具体的な単語は「GUNDAM」しか聞き取れなかったけれど

ああ、人間は皆変わらないんだなあと温かい気持ちになりました。





オタクは国境を越える。


同じものを愛するという事は人にとって共通の喜びなんだ。


世界の共通言語は英語ではなくアニメだったんだ。


そう感じたハッピーハロウィンでした。



僕もコスプレしてみたいなあ。


安孫子宏輔



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