皆さんこんばんは、安孫子です。




各地で長い雨が続いていますが、皆様ご無事でしょうか?



報道を見るたびにこれ以上被害が広がらない事を祈るばかりです。



どうか、皆様と皆様の大切な人がご無事でありますように。





雨が続いておりますが



気づけばお盆ですね。夏真っ盛りです。



本来であれば各地で夏祭りや盆踊りが行われている時期



僕は夏祭りが大好きでして、早く安心して夏祭りが各地で行われるようになってほしいなと思っております。



そして夏祭りといえば



そうですよね




「下駄の鼻緒で足を痛めた女の子を男の子がおんぶする」ですよね。















ん?どうしました皆様




夏祭りといえば


「下駄の鼻緒で足を痛めた女の子を男の子がおんぶする」ですよね?





ああ、失礼致しました



皆様は「鼻緒が切れた女の子の下駄を男の子が自分の袖を破いて直してあげる」のタイプの方でしたか。



確かにそれも日本の夏の風物詩ですね。




しかしながらどちらが世間一般のイメージする夏祭りの名物かといえば



やはり「下駄の鼻緒で足を痛めてしまった女の子を男の子がおんぶする」だと思います。



本来であれば今頃の時期は河原はもちろん、街中や電車の中はおんぶする人達で溢れかえって

むしろおんぶしていない人の方が少ないくらいなのに


やはり夏祭りがない影響でしょう


全くおんぶする人達を見かけません。


寂しいものです。



浴衣でおんぶする若者を見ると、青春のきらめきを感じて羨ましく思う方が多いと思いますが




実は僕は


下駄の鼻緒で足を痛めてしまった女の子をおんぶする事が羨ましいと全く思いません。










ああ皆様、落ち着いてください



分かっています



今皆様はブログを読みながら画面の前で



「嘘をつくな!」

「本当は羨ましいくせに!」

「この料理上手!」


などと声を荒げていらっしゃるでしょう。



確かに鼻緒で足を痛めた浴衣の女の子をおんぶする事は古き良き日本の文化



多くの男性にとって日本男児に生まれた悦びの一つでしょう。



分かります。




僕だって高校時代にそんな青春の1ページがある人生が良かったと思い、枕を濡らす夜もあります。




しかしながら僕は思うのです。







女の子が足を痛めないのが一番だ、と。








自らの悦びのために女の子が痛い思いをするくらいならそんな悦びは無くていい。



つまり



女の子の痛みの上に成り立っている悦びなど僕は要らない。



すなわち



女の子が足を痛めないと手に入らない悦びなど僕には何の価値もない。









全部言ってる事一緒ですね。日本語って面白い。





つまりはそういう事です。




しかもですね



これはあまり知られていない事実だと思うのですが



実は鼻緒で足を痛めると






けっこう痛いです。






痛いのがダメな方、バイオレンスな表現が苦手な方、すみません。



苦手な方にはけっこう過激な表現になるかも知れませんが





鼻緒で足を痛めるとですね





けっこう痛いんです。









下駄の鼻緒で足を痛めた女の子を男の子がおんぶする事は、多くのにとって日本の夏を象徴するもの



日本の無形文化遺産のようなものです。



それを否定するような文を書いたことで多くの方からご意見をいただくかも知れません。



しかし僕は、皆様の中の大切な下駄の鼻緒で足を痛めた女の子をおんぶする男の子を否定するつもりはありません。



それは皆様だけの大切な青春の1ページ。



僕がどうこういう権利はありません。



だから僕は、あくまで個人の意見として



しかしながら声を大にして言います。







女の子が足を痛めないのが一番だ、と。




ご静聴ありがとうございました。




安孫子宏輔