10年経って気づいた事は
 
 
 
 
 
 
忘れるのが怖かったけれど
 
 
 
福島を離れて、震災を忘れてしまうような自分になるのが怖かったけれど
 
 
 
10年間、忘れた事はないし
 
これからも僕が震災を忘れる事はないという事。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10年前は出身地をいう事にすらストレスを感じて
 
東京に居場所がないと感じていた僕に
 
 
 
 
 
この10年で出会ってくれた人達のおかげで
 
 
東京での思い出を沢山くれた人達のおかげで
 
 
東京にも好きな場所が沢山できたという事。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10年前と変わらずに、
 
 
 
人を喜ばせることができる人間になりたいという事
 
 
自分の活躍する姿で福島県のみんなに勇気を届けたいと思っている事
 
 
 
 
 
10年前と変わらずに福島が、東北が大好きだという事。
 
 
 
 
 
 
10年間、人は同じ想いを持ち続けられるんだという事。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この10年
 
 
 
 
良い事も悪いことも
 
 
 
嬉しい事も悲しい事も沢山ありました。
 
 
 
 
10年前に思い描いていた理想の自分には
 
 
きっと全然届いていません
 
 
 
でも、全部ひっくるめて
 
 
 
悪くない10年だったと思えます。
 
 
 
それは、そう思わせてくれる人達が周りにいるから。
 
 
この10年で沢山の人との繋がりを感じることができたから。
 
 
 
 
何よりそんな僕の10年は
 
 
きっとあの日唐突に未来を奪われてしまった人や、その家族の方が夢見た10年だったと思うから。
 
 
 
 
 
 
改めて、東日本大震災で被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 
 
そして、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
経験した人の数だけ
 
 
 
色々な思いがあると思います。
 
 
 
その一つ一つが真実なんだと思います。
 
 
 
 
僕は、会うだけで人に喜んでもらえるような福島のスーパースターになるまであと10年でも20年でも頑張っていこうと思っています。
 
 
そして震災から10年の今年、何かしらの形で福島を盛り上げるような仕事ができるように頑張ります!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先のブログにも書きましたが
 
 
 
僕は震災の1年後に、小学生の頃遊びに行っていた相馬の海を見に行きました。
 
 
 
そして今年、また見に行ってきました。
 
 
 
破壊されていた堤防と残った松の他には本当に何もなかった場所には
 
 
 
より立派な堤防ができ、道路が通り、慰霊碑と資料館が建っていました。
 
 
 
元通りではありません。
 
 
 
でも力強く、前に進んでいました。
 
 
 
沢山の人の願いと、努力と、支援の結果がそこにありました。
 
 
 
 
 
少しですが9年前と今を比べてみてください
 
 
 
 
2012
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2021
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この10年で本当に沢山の人が
 
 
 
日本中の人が東北や福島の為に沢山のことをしてくれました。
 
 
 
日本中で、沢山の人が心から東北を応援してくれていることを知った10年でもありました。
 
 
 
なかなかお礼を伝える機会はなかったから今この場で伝えさせていただきます。
 
 
心配してくれて、心を痛めてくれて、自分にできる事はないかと思ってくれて、10円でも募金してくれて、応援してくれてありがとうございます。
 
 
 
福島の人間は義理堅いんです。
 
 
 
この感謝は忘れません。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして最後に、僕を知って、このブログを読んでくれている皆さん
 
 
 
10年前、誰に何を伝える事もできない自分の無力さを悔しく思って泣いていた僕にとって
 
 
 
僕の言葉を受け取ってくれる皆さんは、僕の宝物です。
 
 
 
本当に、どうもありがとうございます。
 
 
 
これからもどうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
 
では、明日からも笑って楽しく過ごしていきましょう!
 
 
 
 
2020.3.11    安孫子宏輔