皆さんこんばんは、安孫子です。




昨日ですね





1月29日より全国で上映中の映画
『花束みたいな恋をした』を観てきました。







菅田将暉さんと有村架純さんが主演ということでも注目を集めていますが






脚本は

「東京ラブストーリー」
「最高の離婚」
「Mother」
「それでも、生きてゆく」
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
映画「世界の中心で愛を叫ぶ」

など数々の人気ドラマを書いている坂元裕二さん




監督は

「ビューティフルライフ」
「GOOD LUCK」
「オレンジデイズ」
「逃げるは恥だが役に立つ」

「いま、会いにゆきます」
「涙そうそう」
「ハナミズキ」
「麒麟の翼」
「ビリギャル」

などこちらも数々の人気ドラマ・映画を手掛けてきた土井裕泰監督




そういえば僕が初めて保護者無しで友達と映画館で観た映画は「今、会いにゆきます」だったなあ


と、監督の作品を調べていて思い出しました。





そんなお二人が「カルテット」以来4年ぶりのタッグを組んだことでも注目されています。






そんな「花束みたいな恋をした」に登場するロケ地の一つにたまたまご縁がありまして





実は僕、撮影に参加させていただいていたんです。





なので、どれくらい映っているかなと思って観に行ったのですが




作品が自分に刺さりすぎてそれどころではありませんでした。もう大変でした。






坂本裕二さんの脚本は実在の場所や固有名詞を取り入れることが特徴の一つとして挙げられるそうで



今作中には夥しいと言えるほどの実在の場所、小説、漫画、ゲーム、出来事、人物名が登場するんです。



その一つ一つが世代的にドンピシャリでして




2014年ブラジルワールドカップのドイツ-ブラジル戦

宝石の国

ゴールデンカムイ

などなど、自分の人生の中にあるものが次から次へと出てきて



やたらと馴染みのある駅や場所も出てきて



「あれ?これは僕に向けられて作られた作品なのかな?」


と錯覚しました。



多分僕だけじゃなくて、僕と同世代の人はみんなそんな感覚になると思います。


作品の中に現実が散りばめられているというか


物語が現実である事に違和感が無いんです。



知っているものがセリフに出てくる度に強烈に物語の中に引き込まれました。


素手で鷲掴みされて引っ張られてるみたいでした。




かつて有村架純さんが坂元裕二さんの脚本を「役者が生きられる脚本」と表現したそうですが



なるほど、役を作り込まなくて良いほどに本の中に自分の人生や生活の中にあるものが溢れているんだなと思いました。



そしてこれだけ作品が刺さったのも納得がいきました。


僕、有村架純さんも菅田将暉さんも同い年なんですよ。


主人公の麦と絹も多分同い年か一つ下という設定。



それは刺さります。



物語は2015年〜2020年の5年間を描いているのですが




自分の見てきた2015年〜2020年がそのままスクリーンに映っていて



感情の移入っぷりが異常でした。



主人公の中に自分の姿を見たり、友人の姿を見たり



勝手に色々思い出して、過ぎていった時間を想って全然泣きどころじゃ無いとこで泣いてました。



ぜひ同世代の人に観て欲しい映画です。




あ、僕はといえばですね


あるシーンでボンヤリと背中だけ映っていました。


有村架純さんが同じフレーム内にいて


それがそのまま同い年の人気俳優と今の自分の距離感に見えて


燃えました。


同い年ということはずっと同じ時間の中で生きていく訳ですから


一緒にお芝居ができる日を目標に精進していきます。








2時間で嬉しくなって、悲しくなって、恥ずかしくなって、楽しくなって



やっぱり映画っていいですね。



自分の出ている作品を皆さんに映画館で観てもらう。



それもまた一つの夢ですね。



よーし



皆さん、楽しみにしていてください。




それでは今日はこの辺で。