みなさんこんばんは!
前田大翔です(◜௰◝)
今日も読んでくださり
ありがとうございます✨
今日は映画『JOKER』レビュー
ネタバレあり!
以下改めてあらすじ
1980年代初頭の混沌としたゴッサム・シティの片隅で母親と暮らしているアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)。
「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、ピエロ(道化師)の格好をして、病院への慰問や路上でのパフォーマンスで細々と生計を立てています。
人気のテレビ司会者マレー・フランクリン(ロバート・デ・ニーロ)の番組のファンで、
スタンドアップ・コメディアンとして成功したいと夢を見ながらも、ある日トラブルを起こし、職を失ってしまいます──。
前回のブログではネタバレなしのレビューでしたが、
みなさんはJOKER観ましたか?
ここからはネタバレありなので
まだ観てなくてネタバレが嫌な方は
ご注意ください!⚠️⚠️⚠️
それではネタバレありのあらすじ含め
僕個人的な見どころをご紹介していきます!
①道化師アーサー
②罪
③自分の過去 真実
④妄想と願望
⑤ジョーカー
⑥最後 受取手の自由
①道化師アーサー
本作始まってすぐアーサーがピエロのメイクをして登場します。
手を使って笑えない表情を笑顔にするんですが、メイクを滲ませながら涙を流しています。
この最初のシーンだけでも
哀しさを背負っている姿がなんとも痛々しく感じました。
アーサーは仕事でピエロの格好をして靴屋の前で看板を持ち踊っていましたが、
不良少年たちに絡まれて看板を壊され袋叩きにあいます。
その後市のカウンセリングを受けながら
アーサーがコメディアンを目指していることを話します。
ここのシーンで一瞬、違う病院の施設にいるアーサーが写ります。
その後バスで子供を笑わせようとしたけれど、母親に冷たくあしらわれます。
その直後アーサーは爆笑。
しかしこの笑いは彼の病気で、脳の神経および神経の損傷で突然笑い出すとのこと。
ここのシーン、アーサーは子供を笑わせたかっただけなのに、周りの人からはなんとも変人扱いのような目で見られているのが、またまた哀しさを感じました。
その後薬局で薬を買い家に向かって長い階段をくたくた登っていきます。
家には母親が一人いて、アーサーは母親と二人暮らし。体の悪い母親を看病してます。
母親は以前働いていた屋敷の主、トーマスウェインに何通も生活支援を求む手紙を送っていました。
このトーマスウェインはゴッサムシティの市長になる後にバットマンになるブルースウェインの父親です。
その後母親とマレーフランクリンという有名な司会者が務めるコメディショーを一緒に観て、その際アーサーは客席に自分がいて暖かく迎えられる妄想をするのですが、
ここ!
僕的に好きなシーンです!
まずテレビからマレーフランクリンショーが流れた時のアーサーの純粋な笑顔。
妄想の中でのアーサーは客席にいながら急にライトに当てられるのですが、その時の嬉しそうな顔。
そしてステージの上に迎えられるアーサーのちょっと謙遜した柄も嬉しそうにステージに向かっていく仕草と表情がとにかく上手だなって思いました!
ただ嬉しそうなだけじゃなく、どこか冴えない幸の薄い男なんですよ。
ぜひ注目して見てみてください!
その後マレーに
おかげで盛り上がった。
照明、舞台、観客。
君が息子なら今すぐ全部捨てる。
と言われます。
きっとこれがアーサーが一番言われたかった
言葉なんでしょうね。
そして最後にテレビを見ながらそんな妄想をして、軽くニヤつくアーサー。
妄想だと思うとまた哀しくなる…。
②罪
アーサーは仕事の控え場で同僚から
銃を譲り受けます。
そのあと会社の支店長から
この前の看板を返せ。返せないなら給料から引く。
と。
アーサーは盗まれたんだというが信じてくれません。この時の理不尽な出来事に直面した時のアーサーは、怒りや哀しみを感じますが、顔は笑っています。なんとも不気味な演技。
その後裏路地でゴミを全力で蹴るアーサーの姿。
このシーン、役に入り込み本気でやりすぎて、アーサー役のホアキンフェニックスさんは怪我したそうです。
前半だけでもとにかくアーサーが哀しく痛々しい。初めて観ている時は心臓が締め付けられるようでした。
アパートに帰るアーサー。同じアパートに住むシングルマザーのソフィーと出会います。
挨拶をする程度の中でしたが、アーサーはその後ソフィーのあとをつけ、その姿を眺めていました。
その後アーサーは小児科病棟でピエロの仕事をしますが、そこでこの前譲り受けた銃を落としてしまいます。
その件で会社からクビと宣告され、銃を渡した同僚にも裏切られてしまいます。
失意の中ピエロの格好のまま電車に乗るアーサー。そこで会社員3人が他の乗客に絡んでいるところにでくわします。
アーサーはそれを観て病気である笑いの発作が。
またまたその会社員に袋叩きにあいます。
この時アーサーの中で怒りが爆発。
持っていた銃を容赦なく撃ちます。
きっとこの怒りはこのとき殴られた時のものだけではなく、前半から詰まってたアーサーが感じた世の中への怒りもあると思いました。
一人の会社員は電車から逃げかけるのですが、その時のアーサーの追いかけるときの顔。
ここもまた注目ポイント。冷静だけど怒りに満ち溢れています。
そしてその場から逃げるアーサー。
全力のピエロ走りです。
逃げ込んだトイレで心を落ち着かせるように踊るダンス。なんとこれアドリブだったそうです。
この時からアーサーの中で考え方や価値観が変わっていったように思えます。
この一件ではじけたアーサーはアパートに帰り突然ソフィーにキスをします。
そして自分が出演する小さなコメディショーにソフィーを誘いますが、
本番ではアーサーの持病の発作が出てしまい、まともにジョークが言えません。
やっと言えたジョークもすべっていました。
が、ソフィーだけは笑顔。
上機嫌でアパートに帰ります。
③自分の過去 真実
帰ると母親が新しい手紙を書いていて
それをアーサーに出して欲しいと頼みます。
承諾したアーサーは母親がベッドに着いたあと
その手紙を読みますが、そこにはなんと
自分がトーマスウェインと母親の間にできた子だという文章があります。
驚きの事実に母親に真実を詰め寄るアーサー。
母親が言うに、
使用人との恋、騒ぎになる前に別れようと言われたそう。
アーサーはその後、真実を突き止めるために父親であるトーマスウェインに会いに彼の豪邸に向かいます。
そこで初めてトーマスの息子、ブルースに会います。のちのバットマンですね。
ブルースに手品を見せるアーサー。あとから執事がやってきます。
執事に母親のことを聞くと、
何もなかった。秘密などない。
彼女の妄想で、彼女は狂っている。と。
真実がわからないままアパートに帰るアーサー。
そこには救急車が止まっていて運ばれているのは自分の母親でした。
警察が訪ねたところ急に容体が悪くなったそうでしたが、その訪ねてきた警察の用件は、地下鉄で会社員3人が殺害された事件についてでした。
アーサーは疑われ始めていたのです。
母の看病をするアーサー。隣にはソフィーがいます。
病院のベッドの横で座っていたアーサーはテレビでマレーフランクリンのショーを観ています。
そこに突然自分がこの前出演した小さなコメディショーの映像が流れます。
突然自分がテレビに映ったことに驚くアーサー。
最初は嬉しそうにそれを観ていましたが、
マレーはアーサーの姿をバカにすることで笑いをとっていました。
それを観たアーサーの表情が笑いから静かな怒りへ変わっていくんですけど、
ここも個人的見どころ!
表情の変わり方が素晴らしいです。
その後アーサーはトーマスが出席する上流階級者向けの集会に紛れ込み、トーマスに会います。
そこで自分の母親のこと、トーマスが自身の父親なんだと言うことを話しますが、
執事と同じように言い返され最後には顔面を殴られます。
ここでのアーサーのセリフ。
パパ、僕だよ
最初のマレーフランクリンとの妄想にもあったようにアーサーは優しい父親が欲しかっただけなのかなと思いました。
母親が以前入院していた病院へ訪れ、その記録を手にしたアーサーは衝撃の事実を知ります。
なんとそこには母親が言っていたことは全て妄想で彼女は妄想性精神病と記されてあったのです。
だからトーマスが父親というのも全て嘘。
さらには自分が母親の子ではなく養子で、幼い頃虐待を受けていたことを知ります。
ここのシーンも印象的。
その事実を知ったアーサーは笑いながら泣き崩れるのですが、笑っているのにとてつもなく哀しそうな表情。
彼の絶望が感じられます。