皆さんこんばんは、安孫子です




三連休明けの月曜日はどうでしたか?


リフレッシュしてお仕事や学校の時間を過ごせたのではないでしょうか?


はたまた休みを引きずっていつもより疲れたという人もいるのでしょうか



どちらの方もお疲れ様でした


今週も一緒に頑張りましょうね




さてさて、3連休だったということは



祝日があったということですね



そうです



先週の金曜日は



一年に一度の特別な日



一年で一番楽しみな日という人もいるのではないでしょうか



毎年必ずやってくるビッグイベント







勤労感謝の日







勤労を大切なものとして重んじて、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日として定められている祝日



それが勤労感謝の日



元々は飛鳥時代から続いていた新嘗祭という収穫物に感謝する大切な行事の日だったのですが



戦後のGHQの政策で今の形になったそうです



こんなところにも戦争の影響があったんですね



また一つ賢くなりました



さあ、そんな待ちに待った勤労感謝の日



休日の柔らかな空気が流れる街中で、竹芝公演の打ち合わせに向かっていた僕は途中でコンビニエンスストア


俗に言うコンビニに立ち寄りました


そこで飲み物を買おうと、お会計をしている時に


気持ちのいい笑顔で対応してくれる店員のお兄さんを見て

僕はふと思ったのです






勤労感謝の日にもこうして働いてくれている人がいるから


沢山の人が祝日を楽しむことが出来ているんだよなあ


じゃあ、この人達こそ感謝されるべきじゃないか!


だって今日は勤労感謝の日だもの!





僕の中で、このお兄さんに感謝を伝えなくてはという使命感が急激に湧き上がりました


しかし、なかなか「ありがとう」を言うタイミングが掴めません





店員さん「160円でございます」

安孫子「あ、はい」

店員さん「ポイントカードお持ちですか?」

安孫子「あり…ません…」

店員さん「40円のお返しでございます」

安孫子「あ、あの」

店員さん「はい?」

安孫子「あ…あの、袋、結構です」

店員さん「かしこまりました」




簡単なはずのたった5文字の言葉がなかなか言い出せず

お会計が終わり出口に向かう僕


まあ、冷静に考えていきなり知らない人に「ありがとう」って言われても困るよな、うん。きっとそうだ!

なんて不甲斐ない自分への言い訳を自らに言い聞かせて、開いた自動ドアから店外へ一歩踏み出そうとしたその時

背を向ける僕にお兄さんの明るい声が飛んできました









『ありがとうございました!』
















それは







それは本当は僕が言わなきゃいけない言葉なのに…


なのになぜ君が言うんだ!
感謝されるべきなのは君の方だ!










僕は自動ドアの前で立ち止まり


背中越しに小さな声で彼に一言


「こちらこそ」


そう言って店を後にした









彼にその言葉が届いていたかは分からない


依然として柔らかな空気が流れる街の中で


僕は少しだけテンポを上げて歩き出した。


















いや、僕は一体何を書いているんだろう。


安孫子 宏輔


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