子どものための教育学
実践編(☆:著者 T:教師 C:子ども P:親)
14 初めの一人と真似する愚か者
C「先生、Aくんが寝転がっています。」
T「ほんとですね。」
C「先生、AAくんが寝転がっています。」
T「ほんとですね。AAくん、床に寝転がってちゃダメではないですか。」
AA「Aくんだって寝転がっています。」
T「授業中、床に寝転がることはいいことですか?」
AA「いけないことです。」
T「そうですね。Aくんは授業中、寝転がるといういけないことをしていました。でも
あなたは、いけないことをしているAくんを真似しましたね。いけないとわかってい
てそれを真似すると言うことはAくんよりよくないでしょ。だから悪いことを真似し
たことで注意しました。」
AA「じゃあ、Aくんはいいんですか?」
T「Aくんが寝転がっていて、あなたにはどんな迷惑がかかりましたか?」
AA「かかっていません。」
T「誰にも迷惑がかかっていないならほかっておきます。でも悪いことを真似すること
は許せません。あなたがAくんのことが心配なら、悪いことを真似するのではなく、
いいことを教えてあげればいいでしょう。」