《若き日の記録・11》
子どもたちへ話したこと
「やだ」と「やったー」
どちらも、似た字が使われているけれど、意味が全然違います。5年生は高学年としていろいろ全校にかかわる作業も増えてきます。中には、つらいことややりたくないこともあるでしょう。けれど、その時にどちらの言葉を使うのかで、言葉は似ているけれど、結果はまったく違ってしまいます。
いやなことに対して「やだー」といいながらやったときには、終わったときには不愉快なきもちが残ります。けれど、いやなことでも「やったー、がんばるぞ」と元気に取り組めば、終わったときには、気持ち良さ、充実感が残ります。
これから、どちらの言葉を使っていくのがいいのか、よく考えながら頑張っていきたいですね。
美しい言葉遣いを
「ハハハ……」
「カカカ……」
笑い声を表すときに使う言葉ですね。みんなが楽しくなります。みんなが楽しくなるということは、美しい言葉です。ところが
「バカ!」
と言うとどうですか、
「いやだ!」
そうでしょう。でもこれもよく似た言葉です。つまり言葉というのはその組合せ方によって、美しくもなれば、汚くもなるのです。どうせ使うなら、きれいな言葉を使いたいですね。
進んで失敗しよう
真剣にやって失敗することはとても難しいことです。たとえば、いまみんなに「1+1=」と聞けば、真剣に考えれば、みんな「2」って答えるでしょう。真剣に考えればなかなか失敗できないものなのです。
ところが、これを真剣に考えて失敗した人がいます。エジソンです。1個と1個の粘土をあわせれば1個になるじゃないかと考え、1+1=1になるじゃないか、というわけです。
そのエジソンは、素晴らしい発明王になりました。
このことからも分かるように、真剣にやって失敗するということは、物凄いことなのです。できない人がやってできないときも、できる人がやってできるときも、得点にしてみれば同点です。ところが、真剣にやって失敗するということは、得点にしてみれば、200点くらいかも知れません。ですから、わざと失敗するのはもちろんよくないし、最終的には、正しい答えがだせるようにすることが目標ですが、その途中で、真剣にやって失敗することのほうがはるかに得点が高いと考えて、失敗を恐れずに頑張っていきましょう。