《若き日の記録29》
山田さんへ
1学期に比べ、秋子さんが大変落ち着いて生活できるようになりました。
授業への参加の様子も、見違えるほどです。
友達のことで悩んだりしていましたが、自分から話しかけるなど努力して、一つ一つの悩みを乗り越えようとしているようです。
秋子さんの傾向として、自分で先に答えを出してしまうようなところがあるようです。 たとえば「こんなふうにしたら先生は困るだろうな」と、自分の頭のなかで答えを先に出してしまうと、そのことを口にしようとはしないのです。
やさしい気持ちから、相手のこと、相手の状況を感じ取りすぎてしまうのです。
そして、その分自分が我慢して、頑張りすぎてしまうようです。
その結果、自分がこうしたいという気持ちをなかなか表にだせないようなので、自分がどうしたいのかを素直にだせるように、秋子さんとかかわっていきたいと思っています。
お母さんも仕事が変わったことでなかなか大変かと思いますが、今の秋子さんをみていると、お母さんが仕事でも家庭でも本当に頑張られているなと感じます。だから、今の秋子さんが、頑張れているんだなと思います。
どうか、引き続きよろしくお願いします。
14日には、懇談会がありますが、秋子さんのために、これから何ができるのかを相談できればと思います。
いずれにしても、お母さんの努力のおかげで、秋子さんは良いほうへ良いほうへと成長していることを感じます。うれしいです。
12月12日 太陽
(登場人物はすべて仮名です)
追伸
14日、懇談会終了後、保健の中田先生が、お母さんとお話したいとのことです。
担任の見えていない部分についての話を聞けるかと思います。お忙しいかと思いますが都合を付けていただければ幸いです。