舍廊房のお客さんとお母さん (사랑방 손님과 어머니)
1935年 朱耀燮(주요섭)
 
ちょっと個性的な短編です。

 

 

私の名前はオキ。6歳の女の子なの。
24歳の未亡人のお母さんと私、そしておじさんの3人で住んでるの。
 
ある日、お父さんの昔の友達がうちに来て、
おじさんと一緒に住むことになったの。
私はそのおじさんが気に入ったわ。
 
私はおじさんの部屋によく遊びに行ったの。
そしたらおじさんは、お母さんのことをいっぱい聞いてきたわ。
私がおじさんの所に行くとなると、
お母さんは髪もきれいにしてくれたし、
新しいチョゴリもくれたわ。
 
ある土曜日、裏山におじさんと一緒に遊びに行った時、
私が「おじさんが私のお父さんだったらいいのに」と言うと、
おじさんは顔を赤くして、私を叱りつけちゃったの。
私は家に帰って、泣いちゃったわ。
 
次の日、礼拝堂に行ったら、おじさんがいて、私達に手をふったけど、
お母さんは紅い顔して無視してたわ。
 
あるとき、私がたんすの中に隠れてたら、大騒ぎになってたの。
それで、私はお母さんにすまないと思って、
幼稚園からこっそり花を取ってきて、
それがおじさんからだと言ってお母さんに渡したの。
そしたら、お母さんはなぜか、怒ってたみたい。 
でも、夜、その花を琴の上に載せて弾いてたわ。
 
 
おじさんはお金の入った封筒をお母さんに渡すように言って、
汽車に乗ってどこかに言ってしまったわ。
お母さんは、例の花を捨てるように言ったわ。

 

 

 未亡人の母の愛の葛藤を、6歳の女の子の目線で書いている。 
ちょっと風変わりだけど、お気に入りの小説です。

 

 

 

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