長々と、壬申倭乱と降倭将軍について書いてきましたが、
私がなぜ、こんなことに興味を持ったかというと、言葉の変化のせいなんです。
日本語の格助詞{が}に匹敵する韓国語は{이(イ)/가(ガ)}の二つがあります。
これは、少し韓国語を勉強した人なら知ってますよね~~
ところが、この{가(ガ)}が現れたのは、壬申倭乱の直後からなんです。
その前は、韓国語の格助詞は{이(イ)}だけしかありませんでした。
例)부쳬=부쳐이(釈迦が)
壬申倭乱直後から10年くらいは、文書が全く書かれず、
その後から現れた文書には、格助詞に{가(ガ)}が登場し、
次第に現代の形通り、{이(イ)/가(ガ)}が弁別的に使われるようになります。
もしかして、日本語が流入した??と考えたけど・・・・・
どうも、それは関係ないみたいです。
壬申倭乱の2年ほど前に{가(ガ)}が使われた文書が見つかってます。
それに、文書は保守的だから実際に話す言葉はもっと前から{가}があったようです
でも、そしたら、{가(ガ)}はなぜ現れたんだろ
よくわからないけど{가(ガ)}のおかげで、降倭などというもの、初めて知りました。