前から気になってた、この本。

大化の改新で手柄を立て、
摂関政治で政権を握った藤原鎌足=中臣鎌足
百済、義慈王の王子;豊璋王と同一人物説
 
豊璋王とは、百済最後の王;義慈王が
王子二人を倭国に人質として送っていた間に
百済は滅亡、生き残った二人のうちの一人である。
弟の勇は善光王と呼ばれ、百済王氏として残る。
が、兄の豊璋王は高句麗に亡命したまま行方不明、
その後の記録がないが、
この本はその豊璋王藤原鎌足だといっていて、
その証拠をいろいろと書き連ねている。
 
 
 
そんな、バカなと思いつつ、私も、藤原氏は百済人だとは思っていた。
貴族なのに、出身がはっきりしないこと、
藤原不比等が編集したといわれている「日本書紀」が、
やたらに百済の味方ばかりして新羅を敵対していることと、
「日本書紀」は別名「百済書紀」なんていわれるくらい、
全体の7割が百済のことが書いてある。
 
 
 
藤原氏は、後にたくさんの姓に分かれる。
伊豆の藤原伊藤、後ろの藤原後藤加賀の藤原加藤・・・という具合に。
「○藤」という姓はたいていが藤原氏の分家だという・・・
・・・としたら、藤原の分家はものすごく多いわけだけど・・・
日本人の○藤さんがすべて百済王の子孫だとしたら大変なことになる!
○藤さんはものすごい数。百済王氏くらいの数ではない。
 
 
 
作者の関裕二さんは、歴史学者からかなり叩かれているらしいけど、
この人の本はおもしろいですね。  
信憑性の方はどうなんでしょう

 

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