新羅27代 善徳女王(ソントク女王.선덕여왕.?~647)は、眞平王の娘で、16年間、新羅を治めました。

 

女王は、非常に賢こく、すでに知っていたみっつのことがありました。

 

 

唐の国の太宗が、紅、小豆色、白の牡丹の花と種3ダイを送ってきました。

 

善徳女王(선덕여왕)は、その花の絵を見て、「これは絶対に香りのない花だ。」と言いました。

 

臣下がその花の種を植えると、牡丹の花が咲きましたが、香りがありませんでした。

 

「どうして牡丹の香りがないのをお分かりでしたか?」と臣下が聞くと、

 

「花は描いてあるのに、蝶がいない。これは、花に香りがない証拠だ。

 

これは、唐の太宗王が、私に配偶者がいないのを知っていたということだ。」




 

また、靈妙寺の玉門池に、真冬なのに蛙が大勢集まり、4日間鳴き続けるということがありました。

 

臣下が奇妙に思い、善徳女王に報告申し上げると、女王はすぐに軍を呼びました。

 

「兵隊2千名を連れて、西教にある女根谷(今の釜山近郊)に行きなさい!そこに敵が隠れているはずだ!」

 

軍が行ってみると、そこには百済軍500人が、新羅を攻撃する準備をしていました。

 

新羅軍は、そこで戦に勝利し、また南山で待っていた百済将軍も倒し、続いて来た百済軍勢も討ちました。

 

「蛙の鳴くのをみて、敵軍が攻撃するのをどうしてお分かりでしたか?」と臣下が尋ねると、

 

「蛙の鳴き声は敵の襲撃の声に似ている。また、玉門池の玉門は女根を連想させる。

 

それで、女根谷に敵軍が潜んでいることがわかった。」と、女王は答えました。




 

最後に、善徳女王は、「自分はいついつ死ぬので、南山の忉利天に葬ってほしい。」と言い残しました。

 

そして、その、予告した日、女王はこの世を去りました。



 

三国遺事 第1巻 善徳王知畿三事
  {7世紀、新羅}
 
 

 

 

 

 

 

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